第四十航空隊[1](だい40こうくうたい)および1942年11月1日に改称した第九三六海軍航空隊(だい936かいぐんこうくうたい)は、日本海軍の部隊の一つ。太平洋戦争全期間でシンガポールを拠点にマラッカ海峡航路の防衛を担当し、一時期はベンガル湾の哨戒・迎撃にも従事した。
シンガポール陥落を目前にした1942年2月1日、マラッカ海峡の安全航行とベンガル湾の哨戒活動を目的とし、第一南遣艦隊が保有する艦上攻撃機・艦上爆撃機を捻出して臨時編制した。シンガポール占領後は本隊を置き、ペナン島やアンダマン諸島を前進基地として使用した。当初ベンガル湾の広域哨戒は鹿屋海軍航空隊や東港海軍航空隊が担っていたが、侵攻作戦に引き抜かれたため、足の短い四十空が任務を継承することとなった。
終戦後、武装解除・解隊。ペナン島・シンガポールに分散して哨戒活動を細々と実施して終戦を迎えたが、敵の通商破壊活動阻止はできなかった。
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