福徳神社(ふくとくじんじゃ)は、東京都中央区日本橋室町にある神社。福徳稲荷(ふくとくいなり)、芽吹稲荷(めぶきいなり)とも称される。
概要
東京メトロ三越前駅の東方に鎮座しており、現在の社殿は日本橋室町東地区開発に伴って、コレド室町の北隣りの区画に、2014年(平成26年)に建てられたものである[1][2]。同じ敷地(福徳の森)内には2016年(平成28年)に薬祖神社も遷座された[3]。
歴史
貞観年間(859年~876年)には既に鎮座していたとされる[1][2][4]。日本橋室町二丁目付近は、昔は武蔵国豊島郡福徳村(あるいは野口村福徳)と呼ばれており、その地名から「福徳稲荷」と呼ばれた[1]。
江戸幕府2代将軍徳川秀忠が、慶長19年(1614年)の正月28日に参詣した際、椚(くぬぎ)の皮付き鳥居に、春の若芽の萌え出でたのを見て、当社の別名である「芽吹稲荷」を名付けたとされる[1]。
明治7年(1847年)8月9日、「村社」に列され、社号も「福徳稲荷」から「福徳神社」へと変える[1]。
関東大震災や、戦後の再開発などに伴う4度の遷座を経て、2014年(平成26年)に現社殿に至った[1]。現社殿に遷座される前は半世紀ほどビルの屋上に置かれていた[5]。
祭神
- 主祭神
- 相殿
- 江戸時代前後に合祀
脚注
外部リンク