祁門県(きもん-けん)は中華人民共和国安徽省黄山市に位置する県。県人民政府の所在地は祁山鎮。江西省との境界に近く、黄山の南西麓、昌江上流の右岸に位置する[1]。
産業
県内で生産される紅茶・キーマン茶(祁門紅茶)で知られる[1]。県境に杉林が多く見られ、切り出した杉材は筏に組まれ昌江から鄱陽湖に入り、長江へ運搬される[1]。
歴史
祁門県は唐代の762年に設置された。県名は県城の北東に祁山があることに由来する[1]。1850年代には曽国藩が湘軍の司令部を置いた。
行政区画
- 鎮:祁山鎮、小路口鎮、金字牌鎮、平里鎮、歴口鎮、閃里鎮、安凌鎮、鳧峰鎮、塔坊鎮、新安鎮
- 郷:大坦郷、柏渓郷、祁紅郷、溶口郷、芦渓郷、渚口郷、古渓郷、箬坑郷
交通
鉄道
道路
脚注
- ^ a b c d 『コンサイス地名辞典 外国編』、三省堂、1977年7月、P249。
外部リンク