祁答院町(けどういんちょう)は、鹿児島県薩摩郡にあった町。1955年に大村、黒木村、藺牟田村の三村が合併し成立した町で、2004年に薩摩川内市となり、自治体としては消滅した。
旧町域は現在の薩摩川内市祁答院町藺牟田(旧・藺牟田村)、祁答院町上手、祁答院町下手(旧・大村)、祁答院町黒木(旧・黒木村)にあたる。
概要
鹿児島県のほぼ中央部に位置し、合併前は薩摩郡に所属していた。
北は薩摩町・宮之城町、南は姶良町・蒲生町・入来町(合併前)に隣接。
四方を山に囲まれ、街は主に瀬早川・久富木川・秋上川沿いの平野部にある。藺牟田池や藺牟田温泉など、自然や観光資源に恵まれ、「森と湖と温泉の町」をスローガンに町作りを行ってきた。
2004年(平成16年)10月11日、川内市等と合併して薩摩川内市となり、49年の歴史に幕を閉じた。合併から約1年後の2005年(平成17年)11月8日、藺牟田池がラムサール条約に登録された。
歴史
名称の「祁答院」は、紫尾山麓の祈祷院(きとういん)神興寺がのちに祁答院に転訛したという説があるが、中世には川内川中流域一帯の地域名で祁答院氏の所領であった[1]。
- 1955年(昭和30年) - 大村・黒木村・藺牟田村の三村が合併し祁答院町が誕生
- 1959年(昭和34年) - 役場庁舎建設(鉄筋2階建)
- 1966年(昭和41年) - 国鉄バス開通 大村保育園開設
- 1968年(昭和43年) - 大村、黒木、藺牟田中が統合し祁答院中学校が発足
- 1978年(昭和53年) - 勤労者いこいの村本館完成「いこいの村いむた池」オープン
- 1981年(昭和56年) - 祁答院地区消防組合発足 祁答院町農村環境改善センター(現:祁答院公民館)完成
- 1983年(昭和58年) - 祁答院町商工会館完成 大村北部生活センター完成
- 1992年(平成4年) - 祁答院診療所開院
- 2004年(平成16年)2月20日 - 合併調印
- 2004年(平成16年)9月5日 - 閉町式
- 2004年(平成16年)10月9日 - 閉庁式
- 2004年(平成16年)10月12日 - 川内市・樋脇町・東郷町・入来町・祁答院町・上甑村・里村・鹿島村・下甑村の1市4町4村が合併、人口10万人規模の「薩摩川内市」誕生。
地域
教育
中学校
小学校
交通
道路
出身有名人
ゆかりのある著名人
脚注
関連項目