石松 愛弘(いしまつ よしひろ、1932年6月1日[1] - )は、日本の脚本家、小説家。
経歴
福岡県飯塚市に生まれ、大牟田市、宗像市に育つ[1]。福岡県立宗像高等学校、東京大学文学部美学美術史学科卒[1]。大学在学中から東宝のシナリオ研究会に所属[1]。最初は東宝の入社試験を受けるが、採用者が決定する直前になって「胸に影」があったのが理由となって採用取り消しとなり[1]、その代わりに大映を紹介してもらい、卒業後大映に入社し[1]、白坂依志夫、舟橋和郎、増村保造らに師事。
1960年『弾痕街の友情』でデビューし、1962年に大映と脚本家契約をする。
以来、テレビと映画の別なく骨太なハードボイルド、任侠作品を数多く執筆し、大映のみならずカラーの異なる東宝、東映、日活といった各社でも活躍。
1971年、大映の倒産とともにフリーとなる。
フリー以降は様々なジャンルの作品のシナリオを手がける傍ら「宗方翔(むなかた しょう)」「宗方寿郎」という別名義でシナリオや小説も書いている。
小説の処女作は島原の乱を描いた『葬神』(宗方名義)。
映画監督の池広一夫は義兄。
主な作品
映画
テレビドラマ
脚注
- ^ a b c d e f 週刊テレビ番組(東京ポスト)1985年8月9日号「脚本家の横顔」65頁
関連項目
外部リンク