石川 重明(いしかわ しげあき、1944年7月21日 - 2017年10月13日)は、日本の元警察官僚、弁護士。静岡県出身。2002年8月2日付けで第83代警視総監に就任。2004年に同職退任後、日本道路交通情報センター理事長を務めた。父は石川高稔・元広島大学事務局長。
来歴
東京教育大学附属駒場高校を経て、1967年に東京大学法学部(公法コース)卒業、司法試験合格。東大法学部(私法コース)に学士入学し、1968年卒業。同年、警察庁入庁。入庁同期に、平沢勝栄、佐藤英彦、兼元俊徳(内閣情報調査室長)など。
警務局人事課を振り出しに、その後は主に警備局畑を歩み、警視庁公安部公安第一課長や大蔵省主計局主計官補佐も歴任。
1990年に警察庁刑事局捜査第一課長、以後、茨城県警察本部長、警視庁刑事部長、神奈川県警察本部長、関東管区警察局長、1999年に警察庁長官官房長を経て、2002年から警視総監に。退官後は、日本道路交通情報センター理事長を務めた。
2008年に弁護士登録を行い、本間合同法律事務所所属の弁護士として活動。2008年4月東京電力株式会社顧問。
2009年6月から2012年まで丸紅株式会社取締役。
2010年6月から第一三共株式会社監査役。
2014年瑞宝重光章受章。
2017年10月13日、肺血栓塞栓症のため千葉県内の病院で死去。73歳没[1]。没後に正四位に叙された[2] 。
脚注
- ^ “石川重明氏死去 元警視総監”. 産経、 (2017年10月13日). 2017年10月13日閲覧。
- ^ 『官報』第7145号(平成29年11月16日付)8頁