『眠狂四郎 卍斬り』(ねむりきょうしろう まんじぎり)は、1969年(昭和44年)12月20日に公開された日本の時代劇映画。柴田錬三郎の小説『眠狂四郎シリーズ』を映画化したものである。監督は池広一夫[1]。
概略
主演は松方弘樹。松方は当時東映所属俳優であったが、大映の看板スターで眠狂四郎シリーズの主役を務めていた市川雷蔵の死に伴い、大映にレンタルされる形で出演[2]。大映の眠狂四郎シリーズとしては14作目[3]、松方主演版では2作目[1]。また、後のテレビシリーズにおいて長年眠狂四郎を演じた田村正和が、本作には敵役として出演している[1][4]。
あらすじ
狂四郎は、岸和田藩の家老から理江という女を手籠めにすることを依頼され、この事が原因で岸和田藩と薩摩藩の抗争に巻き込まれる。薩摩藩は狂四郎を討つべく、手練れの隠密党という暗殺者たちを差し向ける、彼らを続々討ち果た狂四郎、次の相手は狂四郎と同じく混血の剣士梅津一郎太、狂四郎は一郎太を打ち負かすも、自身同じ境遇の一郎太に情けをかけ命を奪わず去る。その後も様々な者により命を狙われた狂四郎だが、全ての相手を打ち負かした時、梅津一郎太が再び狂四郎に勝負を挑んでくる。
スタッフ
キャスト
併映作品
脚注
外部リンク