『皇帝』(こうてい)は、宝塚歌劇団のミュージカル作品。星組公演。形式名は「宝塚ミュージカルロマン」。宝塚は14場、東京は15場。
作・演出は植田紳爾、演出は石田昌也。併演作品(本公演のみ)は『ヘミングウェイ・レビュー』。
解説
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演参考。
紀元1世紀のローマ帝国。栄邁の誉れ高い皇帝ネロは、母のアグリッピナの横暴さを見かねて、自らの手で母を葬り、悪逆非道な暴君として生涯を全うしようと決意する。しかし、それは母の名誉を守るための偽りの姿だと、妻のオクタヴィアだけは見破っていた。
暴君として歴史に名高いネロに新しい角度から焦点を当て、その半生を描いた作品。ネロの強靭な精神性に光を当てて、悪の称号に毅然と向かう心の軌跡を描いた。トップスター・麻路さきの宝塚退団公演である。
公演期間と公演場所
スタッフ
※氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
特別出演(本公演)
※氏名の後ろの()は1998年当時の所属組。
主な配役
※下記のデータは宝塚・東京の両劇場共通。()は新人公演。
脚注
参考文献