『画家とモデル』(原題:Artists and Models)は、1955年に公開されたのアメリカ合衆国のミュージカルコメディ映画。底抜けシリーズのジェリー・ルイスとディーン・マーティンが主演した。
ストーリー
ニューヨークの広告デザイナーであるリックは、漫画オタクの親友ユージーンのトラブルに巻き込まれてばかりいた。
ある夜、ユージーンは漫画で読んだ「ハゲタカ・ヴィンセント」が「X34-R51+6=33X」という方程式について言及する夢を見て思わず叫び声をあげてしまい、同じ下宿に住む漫画家のアビゲイルとそのモデルであるベシーから苦情を受ける。ユージーンは謝罪しにアビゲイルらの元へ行くが、「こうもり女」に扮したベシーを見て、夢に出てきた「こうもり女」が現実にいると勘違いし、その場を去る。翌日、リックはユージーンを連れて漫画の出版社へ行き、仕事を断りに来たアビゲイルに一目ぼれする。
その後リックはユージーンの夢をもとにスリラー漫画を描く。一方、アビゲイルも児童向け作品を制作するにあたり、ユージーンをモデルにする。さらにそのころ、ベシーは星占いの結果からユージーンと結ばれなければならないと考える。
やがて、リックの漫画がヒットするが、ユージーンの夢に出てきた方程式をそのまま使ったため、女スパイであるソニアがリックへの接触を命じられる。当初ソニアはリックを訪ねるが、アビゲイルの妨害を受け、ターゲットをユージーンに変更する。彼女は「こうもり女」の格好をして舞踏会へ行き、ユージーンを隠れ家まで誘拐する。リックはソニアに拘束されたベシーを見つけ、ソニアとユージーンを追う。ソニアがユージーンを眠らせた時、リックたちが現れる。さらにそこへスパイの一団も来るが、間もなく連邦警察が来て全員捕らえられる。そして、リックはアビゲイルと、ユージーンはベシーとそれぞれ結婚する。
キャスト
脚注
- ^ 'The Top Box-Office Hits of 1956', Variety Weekly, January 2, 1957
外部リンク