田辺 勝美(たなべ かつみ、1941年 - )は、日本の美術史学者。仏教美術の東西交渉史が専門。
来歴
1941年、静岡県生まれ。1965年、東京大学教養学部フランス科を卒業。1969年、ペシャーワル大学大学院考古学修士課程修了。1973年、東京大学大学院美術史博士課程を単位取得退学し、東京大学総合研究資料館助手に着任した。1979年より古代オリエント博物館主任研究員。1985年、研究部長に昇進。1993年、金沢大学文学部教授となった。2001年からは中央大学総合政策学部教授。2002年、『毘沙門天像の起源 ガンダーラにおける東西文化の交流』を東京大学に提出して文学博士号を取得。2012年、中央大学を定年退任した。
著書
共編著
- ペルシア美術史 (深井晋司共著 吉川弘文館 1983年12月)
- シルクロードのコイン (講談社 (平山コレクション) 1992年5月)
- 世界美術大全集 東洋編 第15巻 中央アジア (前田耕作共編 小学館 1999年3月)
- 世界美術大全集 東洋編 第16巻 西アジア (松島英子共編 小学館 2000年2月)
- ガンダーラ佛教美術 (講談社 (平山コレクション) 2007年11月)
参考
脚注