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生身天満宮
	; 社殿
所在地	京都府南丹市園部町美園町1-67
位置	北緯35度6分14.96秒東経135度28分27.57秒 / 北緯35.1041556度東経135.4743250度座標: 北緯35度6分14.96秒東経135度28分27.57秒 / 北緯35.1041556度東経135.4743250度
主祭神	菅原道真
社格等	旧府社
創建	（伝）延喜元年（901年）
本殿の様式	一間社流造檜皮葺
札所等	日本最古の天満宮
例祭	10月15日
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生身天満宮（いきみてんまんぐう）は、京都府南丹市園部町美園町にある神社。旧社格は府社。

菅原道真の存命中の創建とされ、これをもって「生身天満宮」を称し「日本最古の天満宮」であるとしている^[1]。

祭神

菅原道真 （すがわらのみちざね）

歴史

南丹市の中心部、園部の天神山山腹に鎮座する。園部の地は菅原氏の知行所であり、小麦山に菅原道真の邸宅があったと伝えられている。

延喜元年（901年）に道真が大宰府に流された時、園部の代官・武部源蔵は道真の8男・慶能^[2]の養育を頼まれた。そして小麦山にあった邸内に小祠を作り、密かに道真の像を安置して生祠として奉斎したのが当社の始まりとする。延喜3年（903年）に大宰府で道真が亡くなると生祠を霊廟に改め、天暦9年（956年）、改めて神社として祭祀を行った。現在も続く宮司家は武部源蔵の子孫である。

戦国時代には、当地を治めた丹波守護職・細川家や織田家管領が、境内に乱暴狼藉や伐採を禁止する禁制高札を立てて兵乱から守った。その高札は現存し、京都府指定文化財となっている。

承応2年（1653年）、園部藩初代藩主・小出吉親が小麦山に築城する際に現在地に遷座された。

境内

本殿は一間社流造檜皮葺。周囲にめぐらされている回廊とともに、京都府の文化財に指定されている。

本殿と回廊（京都府指定文化財）
拝殿

摂末社

摂社

武部源蔵社
- 祭神：武部源蔵
祭神は当社創建者。北側参道沿いに鎮座。
大神宮（伊勢神宮）
- 祭神：天照大御神、豊受大御神
表参道突き当たりに鎮座。
秋葉愛宕神社
大神宮の右手上方に鎮座。社殿は京都府登録文化財。
厳島神社
- 祭神：狭依姫命
表参道左手、池に囲まれて鎮座。
国定国光稲荷神社
表参道左手、厳島神社の奥に鎮座。

武部源蔵の墓（左）と武部源蔵社
大神宮
厳島神社

末社

白山姫神社
塞神社（さいじんじゃ）
八坂神社
西宮神社
八幡宮
紅梅神社
白太夫神社
老松神社
稲荷神社
金比羅神社

御旅所

稲荷神社
- 鎮座地：南丹市園部町上本町（北緯35度6分37.17秒東経135度28分13.41秒 / 北緯35.1103250度東経135.4703917度 / 35.1103250; 135.4703917 (稲荷神社（御旅所）)） - 南丹警察署前。
- 祭神：御崎大神、明月大神、倉稲魂命
小出氏の守護神であった明月大神を慶応元年（1865年）に祀ったのが創祀。同年、御崎大神を合祀。元は園部川堤上にあったが、現在の生身天満宮御旅所の地に明治41年に移された^[3]。

祭事

生身天満宮祭事一覧

1月
- 歳旦祭（1月1日） - 大晦日から元旦にかけては、年越しの万灯会が行われる。
- 初詣（1月1日 - 15日）
- 成人祭（第2月曜日）
- 初月次祭（1月25日） - 当年初回の月次祭
- 学神祭（勧学祭、1月25日）
2月
- 節分祭（2月3日）
- 祈年祭（2月17日）
3月
- 梅花祭（最終日曜日）
4月
- 春季例祭宵宮祭（4月30日）
5月
- 春季例祭（春祭り、5月1日）
6月
- 夏越の大祓式（6月30日）
8月
- 弁天祭（8月1日） - 摂社の厳島神社例祭
9月
- 敬老祭（第3月曜日）
10月
- 秋葉愛宕神社例祭（第3土曜日） - 摂社の秋葉愛宕神社例祭
- 秋季例祭宵宮祭（第3土曜日）
- 秋季例祭（秋祭り、第3日曜日）
11月
- 七五三詣り
- 新嘗祭（11月23日）
12月
- 師走の大祓式（12月31日）