犬神サアカス團(いぬがみサーカスだん)は、日本のロックバンド。旧バンド名は犬神サーカス団[3]。バンド名は映画『田園に死す』に登場するサーカス一座による。
1994年結成、1997年に音源『御霊前』でインディーズデビュー。同年のメンバーチェンジからカルテット編成を不動のまま活動を続けている。
2003年にアップフロントワークスのzetimaレーベルよりメジャーデビューしたが、2006年に再びインディーズに活動の場を移す。
2012年秋、バンド名を「犬神サアカス團」へ変更した[3]。
1994年、高校生だったボーカルの凶子が、マンガ雑誌「ガロ」の文通欄でメンバーを募集する。女性ボーカルを探していた明がそれを見て凶子にコンタクトを取り、6人編成による「犬神サーカス団!」として活動を始める。
1995年、テレビ朝日製作によるテレビ番組「えびす温泉」の勝ち抜き企画に出演し、3週連続で勝ち抜く。
1997年、初の自主制作音源を発表。またギター、キーボード、ベースの三人が脱退、ほどなく犬神ジンが加入、それに伴いバンド名をエクスクラメーションマークを取り払った「犬神サーカス団」と改名しヴィジュアル系シーンなどで活動を再開する。
2003年、TBS製作によるテレビ番組「うたばん」に数回出演。またこの年にzetimaレーベルからメジャーデビューシングル「命みぢかし恋せよ人類!」を発売。
2004年、5月に初のベストアルバム『グレイテスト・ヒッツ』を発売。
2006年、メジャーシーンでは初期のような作品の製作に制約が大きいため(バンド側はその疎隔も楽しんでいたと『FOOL'S MATE』のインタビューで公言しているが[要出典])、zetimaレーベルを離れ再びインディーズに戻る。それに伴い所属事務所から独立、現在は自主レーベル「オフィス・キンメダイ」に所属。
2008年、別名義でポップ・ロックバンドAngelique(アンジェリック)の活動を開始する。
2009年3月、結成15周年写真集「されど闇の深さを知る」を発売。また10月7日に現在入手困難の音源とライブでの定番曲を新たに再録した2枚組みベストアルバム「籠の鳥、天空を知らず」を発売。
2010年、アメリカのテキサス州ダラスにて海外公演。共演バンドは聖飢魔II。
2011年12月10日、「死ぬまでROCKツアー」のファイナル・渋谷O-WESTにおいて、バンドの路線を「より叙情的で過激でアングラな和風バンド」とし、従来の路線からの脱却を図るとともにバンド名表記を「犬神サアカス團」に改めると発表。2012年発売のフルアルバム「恐山」からこの名称は使用された。
2014年7月12日、犬神凶子の「先天性股関節脱臼」の手術のため、バンド活動が一時活動休止。合わせて、残されたメンバー3人によるユニット「犬神サアカス團Z」が始動する。
2015年4月、単独ツアー「比丘尼遊行2015」より犬神凶子が復帰し、犬神サアカス團としての活動を再開。
2015年10月、寺山修司生誕80周年記念音楽祭「冥土への手紙」(恵比寿ザ・ガーデンホール)に出演。
2016年10月10日、所属事務所オフィス・キンメダイの設立10周年を記念して、現役ミュージシャンによる犬神サアカス團のコピーバンド大会『犬フェス』開催。Gargoyle、heidi.、Kaya、団長(NoGoD)、ぶう(えんそく)が出演し、全員フルメイクで犬神のカバーを披露。
2019年12月27日、犬神情次2号(六弦)犬神ジン(四弦)が脱退。凶子と明の二人体制になる。
2020年4月、シングル「目障りな異分子」を発表。
2024年7月、結成30周年記念シングル「カンフートーキョー」発表。海外から見たヘンな日本のイメージを逆パロディしたMVが話題になる。
2024年12月、結成30周年記念シングル第2弾「天誅」発表。作詞は売野雅勇氏。
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初回盤DVD
DVD 光と影のトッカータ(PV)
【DISC1】
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【CD】
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2.代理懐胎生物 3.闇のサアカス 4.カンフートーキョー(カラオケ) 5.代理懐胎生物(カラオケ)
Angelique(アンジェリック)は、犬神サーカス団の別名義バンド。2008年4月9日、犬神サーカス団でミニアルバム「呪恋」発売と同時にデビューシングル「翼」をリリースする。
「最初の扉」「三つの扉」「ほんとにほんとにご苦労さん」「都合のいい女」「千里眼」「カンフートーキョー」