熊田 一雄(くまた かずお、1962年 - )は、日本の社会学者。愛知学院大学文学部宗教文化学科准教授。専門は、宗教学、ジェンダー研究、文化社会学。
京都市生まれ。東大寺学園中学・高校を経て東京大学教養学部フランス科を卒業後、1992年に、東京大学大学院総合文化研究科文化人類学専攻博士課程単位取得退学、修士。2003年には、カリフォルニア大学バークレー校社会学部客員研究員。
著作
単著
- 『格差社会の宗教文化 -「民衆」宗教の可能性を再考する-』(風媒社、2022年)
- 『男らしさという病? -ポップ・カルチャーの新・男性学-』(風媒社、2005年)
共著
- 北九州男女共同参画センター「ムーブ」編『ジェンダー白書8 ポップカルチャーとジェンダー(ムーブ叢書、明石書店、2012年)
- 宗教社会学の会編『新世紀の宗教-「聖なるもの」の現代的諸相−』(創元社、2002年
- 井上順孝、大塚和夫編『ファンダメンタリズムとは何か-世俗主義への挑戦-』(新曜社、1994年)
論文
- アンパンマンの孤独―愛と勇気とホモソーシャル― 2014/09
- 「民衆宗教」研究の新展開 (3) ―「民衆宗教」と精神医学/治療文化― 2014/06
- 現代日本における「認知行動療法ブーム」への疑問―宗教学の立場から― 2014/03
- 日本の宗教と「気働き文化」―精神障がい者のおたすけについて― 2013/03
- 日本の宗教と「斜めの関係」―天理教と脱ひきこもり― 2012/09
- 不安障害の信仰治療について―天理教の事例から― 2012/03
- 不安障害と日本の宗教―天理教の事例から― 2011/09
- 小説『1Q84』における悪の表象について 2011/03
- <自己完成のための殺人>の発見と変容―『宮本武蔵』をめぐって― 2010/09
- 「民衆宗教」研究の新展開 (2) ―「民衆宗教」とフェミニズムの対話― 2010/06
- 小説「人間失格」における宗教心理の一考察 (単著) 2010/03
- 天理教教祖は強い父の夢を見たか?―日本の宗教界と宗教の共犯関係― 2009/09
- 「民衆宗教」研究の新展開―新しい「階級」の時代の宗教社会学― 2009/06
- 明治日本の宗教者とエートスとしての<侠> 2009/03
- 天理教教祖と<暴力>の問題系 2008/03
- 日本の新宗教と「暴力のアート」2007/09
- 新宗教の男性信者と「暴力のアート」―天理教教祖の場合― 2007/07
など
関連項目
外部リンク