渋谷警察署(しぶやけいさつしょ)は、警視庁が管轄する警察署の一つである。渋谷駅至近の国道246号(青山通り)と明治通りの交差点に立地し、現在の庁舎は高さ61.6mで、1995年に竣工したものである。
渋谷区の南部を管轄する。署員数およそ540人、東京都屈指の大規模警察署であり、警察署長の階級は警視正。
識別章所属表示はOJ。
所在地
渋谷駅東口とは明治通り・首都高速3号渋谷線と点対称の位置にある。
管轄区域
渋谷区
沿革
組織
交番・駐在所
- 宇田川交番(渋谷区宇田川町)
- 恵比寿駅前交番(渋谷区恵比寿南一丁目)
- 恵比寿四丁目交番(渋谷区恵比寿四丁目)
- 渋谷駅前交番(渋谷区道玄坂二丁目)
- 代官山交番(渋谷区猿楽町)
- 道玄坂上交番(渋谷区円山町)
- 常磐松交番(渋谷区東四丁目)
- 日赤病院前交番(渋谷区広尾三丁目)
- 鉢山交番(渋谷区鉢山町)
- 東交番(渋谷区東二丁目)
- 広尾五丁目交番(渋谷区広尾五丁目)
- 恵比寿南駐在所(渋谷区恵比寿南二丁目)
主な出来事
新型コロナウイルス感染
- 2020年4月12日、警視庁は、渋谷警察署に留置中の20代の男が新型コロナウイルスに感染したと発表した。取り調べや病院護送などで接触があった同署の警察官ら計10人を自宅待機とした。男は頭痛を訴え発熱を繰り返したため東京都の病院でPCR検査を行い陽性と判明、警視庁本部の施設で単独留置している。男と同室だった留置人や接見した弁護士ら計5人は症状はないという。同署では、8日にも50代の留置人の感染が確認され、感染経路はわかっていない。同庁で留置人の感染が確認されたのは2人目[1][2]。
主な事件
- 渋谷事件(1946年7月の事件。渋谷警察署と暴力団ないし愚連隊と、台湾系華僑グループとの間で生起した終戦直後の抗争事件。)
- 渋谷暴動事件(1971年11月の事件。新左翼の中核派による渋谷周辺一帯での大規模暴動事件。渋谷駅前派出所などが火炎瓶攻撃を受けるなど、警察官1名が殉職している。)
- 酒井法子夫妻覚醒剤使用事件(2009年8月の事件。押尾学事件の報道直後、酒井法子夫妻覚醒剤使用事件が発覚し、酒井夫妻に対する報道が過熱化した。)
- トルコ人男性職務質問もみあい事件(2020年5月22日の事件。警察官が恵比寿駅付近で自動車を停車させ、運転手のトルコ国籍の男性に対して職務質問を行った。この最中にもみ合いとなり、男性は過剰で暴力的な職務質問で精神的苦痛を受けたとして、後日、東京都と警視庁に対し慰謝料500万円を要求する訴えを起こした。また、この職務質問の様子を撮影した動画がSNSで拡散、渋谷警察署周辺で抗議デモも行われた[3]。2022年12月14日、東京地方裁判所は東京都に対して5万円の支払いを命じる判決を下した。なお、男性は判決直前の同年12月7日に事故により死亡していた[4]。)
未解決事件
脚注
出典
外部リンク