松田 悠良(まつだ ゆら、英語: Yura Matsuda、1998年7月22日 - )は、日本の女性元フィギュアスケート選手(女子シングル)。愛知県名古屋市出身。血液型はB型。2016年アジアフィギュア杯優勝。
経歴
名古屋市立東港中学校、中京大学附属中京高等学校、中京大学をそれぞれ卒業。
2011-2012シーズン、長久保裕指導の下、全日本ノービス選手権で2位に入り、初出場となった全日本ジュニア選手権では23位に終わる。2012年チャレンジカップではノービスクラスで優勝する。
2012-2013シーズン、ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦し、JGPクールシュヴェルに出場。全日本ジュニア選手権では4位となり、前シーズンよりも格段に成績を伸ばした。初出場となった全日本選手権では8位と健闘した。
2013-2014シーズン、全日本ジュニア選手権で本郷理華、三原舞依に続いて3位に入賞し、同大会で初めて表彰台に立った。全日本選手権では、SPで15位と出遅れるが、FSで7位となり、総合9位となる。シーズンの締め括りとなるプランタン杯では、ジュニアクラスの国際大会で初めて優勝する。
2014-2015シーズン、コーチを山田満知子へ変更。全日本ジュニア選手権はSPで5位につけるが、FSでは9位となり、総合6位となる。全日本選手権ではジャンプのミスなどもあり総合15位に終わる。シーズンの締め括りとなる2015年トリグラフトロフィーでは、シニアの国際大会にはじめて出場し2位に入る。
2015-2016シーズン、JGPログローニョでは自己ベストを48点以上も更新し、銅メダルを獲得した。全日本選手権では12位となる。
2016-2017シーズン、アジアフィギュア杯で優勝。ISUグランプリシリーズに初参戦し、ロステレコム杯で6位、NHK杯で7位となる。5年連続の出場となった全日本選手権では11位。
2017-2018シーズン、ISUチャレンジャーシリーズのロンバルディア杯では、SP・FSともにほぼミスのない演技を見せ、FSとトータルの自己ベストを更新し5位となった。6年連続の出場となった全日本選手権では11位。シーズンの締め括りとなるババリアンオープンでは、2位に入った。
2018-2019シーズン、6月に負った右足の故障を抱えながらも[1]オータムクラシック、スケートカナダ、ロステレコム杯に出場しそれぞれ9位、11位、9位となった。右足首の手術を優先し、全日本選手権への出場は見送った[2]。
2020-2021シーズン、全日本選手権では、SP28位で自身では初めてFS進出を逃した。2021年3月20日、中京大学の卒業と現役続行を表明した[3]。しかしながら、同年10月4日に自身のInstagram上で現役引退を発表した[4]。2022年1月4日、日本ガイシスポーツプラザで行われたアイスショー「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」で「イマジン」を舞い、引退セレモニーを終えた[5]
2022年7月、浅田真央の開催するアイスショー「BEYOND」にメンバーとして参加することを発表。
技術・演技
アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、難度の高い3回転ループ-3回転ループを成功させた他、2回転半アクセル-3回転トゥーループ-3回転ループの珍しいコンビネーションジャンプも成功している。
他にもフリップやループ、トゥーループ、アクセルの後に3回転トゥーループを付けることができる。また2回転半アクセル-1回転ループ-3回転サルコウを成功させている。
主な戦績
詳細
プログラム使用曲
脚注
- ^ 松田 ロシア杯後に右足首手術へ「治すのが最優先」2021年10月4日閲覧
- ^ 1年前は病室にいた…2年ぶり出場の松田悠良は「この舞台に戻ってこれたのが一番うれしい」2021年10月4日閲覧
- ^ 松田悠良「もう少しだけ競技生活を」現役続行を表明2021年10月4日閲覧
- ^ フィギュア松田悠良が引退表明、16年NHK杯7位などGP出場経験も2021年10月4日閲覧
- ^ “松田悠良さん引退セレモニーで涙「一番の私のファン」両親に感謝”. Nikkan Sports News (2022年1月4日). 2022年1月4日閲覧。
- ^ フリーに進出出来ず
外部リンク
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