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この項目では、京都府京都市にある寺院について説明しています。徳島県鳴門市にある寺院については「東林院 (鳴門市)」をご覧ください。 |
東林院(とうりんいん)は、京都市右京区花園妙心寺町にある臨済宗妙心寺派の寺院。大本山妙心寺の塔頭。本尊は観音菩薩。樹齢300年のナツツバキ(沙羅双樹)の銘木で知られ、沙羅双樹の寺とも称される。
歴史
当院は、室町幕府の管領であった細川高国(三友院殿)の跡目を継いだと称する細川氏綱によって、享禄4年(1531年)に高国の菩提を弔うために創建された「三友院」を起源とする。当初は上京清蔵口(現・京都市上京区)の細川邸内にあったという[1]。
弘治2年(1556年)に、細川高国の孫である山名豊国(母が高国の娘)が寺基を妙心寺山内に移して、その塔頭として再興した。その際、中興開山を高国の猶子・妙心寺第51世直指宗諤(じきしそうがく)とし、院名を「東林院」と改名した。それ以来、細川氏の菩提寺から山名氏の菩提寺になった[1]。
寛永3年(1626年)に山名豊国が亡くなると、山名豊義の子竺翁(豊国の孫)が住職となって豊国の菩提を弔った。
天保3年(1832年)に諸堂宇が大破したが、その後山名義蕃によって本堂、庫裏が再建された。
境内
- 本堂 - 江戸時代末期再建。
- 本堂前庭 - 十数本の沙羅双樹からなる「沙羅林」がある。
- 庫裏 - 江戸時代末期再建。
- 宿坊
- 庭園
- 山門
精進料理
現住職の西川玄房は精進料理研究家として著名であり、現在は毎週火曜日に精進料理教室(要予約)を開いているほか、3名以上で予約すれば精進料理を食べることも可能である。
観光情報
基本的に非公開寺院であるが、毎年1月の「小豆粥で新春を祝う会」、6月の「沙羅の花を愛でる会」および10月の「梵燈のあかりに親しむ会」の時は特別拝観可能である。
宿泊情報
宿坊があり、宿泊を希望する場合は事前に往復はがきによる予約が必要である。
前後の札所
- 通称寺の会(沙羅双樹の寺)
所在地
アクセス
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク