『最高の人生の見つけ方』(さいこうのじんせいのみつけかた、原題: The Bucket List)は、2007年のアメリカ映画。
2019年に日本でリメイクされた映画版も本項で説明する。
概要
余命6か月を宣告された2人の男が、死ぬ前にやり残したことを実現するために共に冒険に出るハートフル・ストーリー。
アメリカでは2007年12月25日に先行上映、2008年1月11日に拡大公開され、週末の全米興行収入で1位を記録。日本では2008年5月10日に公開され、初登場2位を記録した。
キャッチコピーは、“We live, we die. Wheels on the bus go round, and round.”[3](人は生き、人は死ぬ ― 世の中はその繰り返しだ)[4]。
あらすじ
勤勉実直な自動車修理工のカーターは、がんの宣告を受け治療のために入院するが、同じ病室に喚き散らす患者エドワードがやってくる。彼は大富豪でこの病院の経営者でもあったが、1部屋2人という徹底した合理化策をとっていたために逆らえず、身の周りを秘書のトーマスがみている。
当初は毛嫌いしていたエドワードだったが次第に打ち解け、身の上話もするようになる。しかし二人とも余命6か月と告げられていた。
ある日、カーターが書き留めていたメモ「棺桶リスト」をエドワードが見つける。そこには、死ぬまでにやりたいことがリストアップされていた。見ず知らずの人に親切にする、死ぬほど笑う、など。そこにエドワードは、スカイダイビング、世界一の美女にキスをする、などを書き足し、二人はそれを実現する旅に出る。
まずスカイダイビングに挑戦、マスタングGTに乗ってレース、移動はプライベート・ジェットという豪華な旅が始まる。
ある時、結婚はしたが子どもはいないと言っていたエドワードから「実は音信不通のエミリーという娘がいる」ことを打ち明けられ、カーターはリストに「娘と再会を果たす」を追加するが、エドワードからは拒否されてしまう。
二人は旅の途中で喧嘩もする。香港のバーではカーターが女性に誘われるが、裏でエドワードが工作したものと知ってカーターが怒り、カーターの発案で車をそっとエミリー宅に向けてエドワードが怒る。
やがてカーターは家族が待つ賑やかな家に帰るが、その夜痙攣を起こして再び病院に運ばれ、病室で再会した二人はその仲を取り戻す。しかし、がんが脳に転移していたカーターは帰らぬ人となる。
カーターが残した手紙でその気持ちを知ったエドワードは、娘と孫娘に対面し、カーターの葬儀では弔辞を読み、残されたリストを次々クリアしていく。
やがてエドワードも亡くなり、秘書のトーマスは二人の遺灰を吹雪で登頂を諦めたエベレストの頂上に安置した。
キャスト
- 演出 - 簑浦良平、翻訳 - 桜井裕子、制作 - マイ・ディア・ライフ
- その他吹き替え - 天田益男、山田美穂、鳥畑洋人、鉄野正豊、佐藤あかり、たかお鷹、佐々木睦、林佳代子、水内清光、中川慶一、勝田晶子、うえだ星子
- テレビ朝日版吹き替え - 初回放送2010年11月14日『日曜洋画劇場』
- 演出 - 鍛治谷功、翻訳 - 桜井裕子、制作 - ブロードメディア・スタジオ
- その他吹き替え - 山像かおり、鳳芳野、藤原堅一、乃村健次、山野井仁、杉山大、中村浩太郎、塾一久、下田レイ、小松史法、中西としはる、久嶋志帆、武田華
スタッフ
- 監督:ロブ・ライナー
- 脚本:ジャスティン・ザッカム
- 製作:クレイグ・ゼイダン、ニール・メロン、アラン・グライスマン、ロブ・ライナー
- 製作総指揮:ジェフリー・ストット、トラヴィス・ノックス、ジャスティン・ザッカム
- 撮影:ジョン・シュワルツマン
- プロダクションデザイン:ビル・ブルゼスキー
- 編集:ロバート・レイトン
- 音楽:マーク・シャイマン
- 衣装デザイン:モリー・マギニス
- キャスティング:ジェーン・ジェンキンス、ジャネット・ハーシェンソン
- 主題歌:ジョン・メイヤー 「Say」
挿入歌
- The Tokens-The Lions Sleeps Tonight
- Edith Piaf-Milord
- Wade Hubbard-It's alright
- Canned Heat-On the road again
- Louigay and Édith Piaf-La vie en rose
- Doug Legacy-Tush
- Freed and Nacio Herb Brown-I've got a feeling you're fooling
- Ben Jelen-Come on (予告編の採用曲)
リメイク作品
本作を原案とした同名リメイク映画が2019年10月11日に公開された。監督は犬童一心。主演は『千年の恋 ひかる源氏物語』以来、18年ぶり2度目の共演となる吉永小百合と天海祐希。
吉永にとっては121本目の映画出演作にして初のワーナー ブラザース ジャパン製作の邦画出演作となる[7]。
キャスト(リメイク作品)
スタッフ(リメイク作品)
参考文献
外部リンク
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