春日原駅

春日原駅
西口(仮駅舎)
(2018年12月)
かすがばる
Kasugabaru
T08 桜並木 (1.0 km)
(1.3 km) 白木原 T10
地図
所在地 福岡県春日市春日原東町一丁目
北緯33度32分16.79秒 東経130度28分24.23秒 / 北緯33.5379972度 東経130.4733972度 / 33.5379972; 130.4733972座標: 北緯33度32分16.79秒 東経130度28分24.23秒 / 北緯33.5379972度 東経130.4733972度 / 33.5379972; 130.4733972
駅番号  09 
所属事業者 西日本鉄道
所属路線 天神大牟田線
キロ程 9.5 km(西鉄福岡(天神)起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
[西鉄 1]20,922人/日
-2023年-
開業年月日 1924年大正13年)4月12日
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配線図[1]

春日原駅(かすがばるえき)は、福岡県春日市春日原東町一丁目にある、西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線である。駅番号はT09

歴史

2003年(平成15年)から福岡県・福岡市が主体となり、当駅を含む雑餉隈駅 - 下大利駅間を対象とする連続立体交差事業が進められており、当初は2021年(令和3年)3月末の高架化と、2022年(令和4年)3月末までの当該区間各駅の工事完了を予定して工事を進めていたが[7]、2019年(令和元年)6月に当駅旧駅舎の基礎撤去作業を開始したところ、想定外のコンクリートと杭があるのが確認され[8]、西鉄側は同年10月末に工期の変更が必要であるという理由で事業計画の変更を申し入れ、高架化の時期が2022年(令和4年)8月末に延期されていた。また、これに伴い、各駅の工事完了時期も遅れることとなり、当駅の工事は2024年(令和6年)11月末の完了を予定している[7]

駅構造

島式ホーム2面4線の高架駅である。朝夕には普通と特急および普通と急行の緩急接続が行われる。ホーム有効長は8両分ある。

1970年供用開始の九州初の橋上駅舎が長年にわたり使用されていたが、高架化工事の進展に伴い、2018年2月24日より仮駅舎に移行した。仮駅舎は東口側と西口側のそれぞれに改札口と事務室を設置する地上駅で、改札内は跨線橋で連絡していた。なお、2022年8月28日に高架ホームでの営業を開始した後も駅舎部の工事を継続するため、当面は地上駅時代の仮駅舎を使用し、引き続き新駅舎の建設を進めているが、高架駅舎の内装工事が完了したため、2024年7月27日始発より新駅舎の2階へ改札が移動する[6]

また、新駅舎の店舗施設群の名称は2024年7月に「レイリア春日原」と決定した[6]大橋駅(レイリア大橋)久留米駅レイリア久留米(2024年10月にエマックス・クルメから名称変更))に次ぐもので、2026年1月開業予定。

のりば
乗り場 路線 方向 行先 備考
1 天神大牟田線 下り 二日市太宰府久留米大牟田方面 待避線
2 本線
3 上り 大橋薬院福岡(天神)方面
4 待避線

大牟田方面に渡り線があり、当駅折り返し列車の設定が可能である。電車の方向幕には「急行 春日原」、「普通 春日原」の設定があり2001年1月20日ダイヤ改正以前は平日の朝に、さらに1997年9月27日ダイヤ改正以前の休日の昼間には当駅折り返しの普通があったが、2001年1月20日ダイヤ改正以降は当駅折り返し列車はない。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員20,922人[西鉄 1]。西鉄の駅としては第6位であるが、2017年8月26日大橋駅が特急停車駅に昇格した事で、当時の特急の停車しない駅では井尻駅に次いで利用者が多い駅となっているが、2024年(令和6年)3月16日より当駅は特急停車駅となった[5]。(なお井尻駅は当駅と異なり急行も通過する)[注釈 1]

近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおり[9]

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員[10]
1995年(平成07年) 22,997
1996年(平成08年) 11,701 23,064
1997年(平成09年) 11,636 22,924
1998年(平成10年) 11,282 22,183
1999年(平成11年) 10,931 21,491
2000年(平成12年) 10,616 20,915
2001年(平成13年) 10,422 20,548
2002年(平成14年) 10,215 20,109
2003年(平成15年) 10,292 20,325
2004年(平成16年) 9,970 19,727
2005年(平成17年) 9,850 19,620
2006年(平成18年) 9,877 19,796
2007年(平成19年) 9,904 19,800
2008年(平成20年) 9,926 20,017
2009年(平成21年) 9,814 19,820
2010年(平成22年) 9,935 20,096
2011年(平成23年) 9,895 20,012
2012年(平成24年) 10,022 20,255
2013年(平成25年) 10,290 20,801
2014年(平成26年) 10,038 20,276
2015年(平成27年) 10,440 21,063
2016年(平成28年) 10,477 21,148
2017年(平成29年) 10,759 21,703
2018年(平成30年) 10,923 22,063
2019年(令和元年) 11,071 [西鉄 2]22,379
2020年(令和02年) [西鉄 3]17,798
2021年(令和03年) [西鉄 4]18,810
2022年(令和04年) [西鉄 5]20,274
2023年(令和05年) [西鉄 1]20,922

駅周辺

駅は春日市にあるが、駅から東側に200mほど歩けば大野城市に入る。

  • 春日原変電所 -当駅からあまり離れていない大牟田側手前の上り線の線路沿いに存在。なお、下り線側の線路沿いには開業当時の九州鉄道時代から存在すると思われる鉄筋コンクリートの古い変電所建屋が現存する。

九州鉄道時代は第一変電所と呼ばれていた[11][12]

バス路線

(路線は2021年3月13日現在)

  • 西鉄バス二日市(JR春日駅、光町、春日神社、紅葉ヶ丘、大土居、若草、月の浦、天神山、博多南駅方面)
    転回場が無いため、降車後系統を変更しての発車となる
  • 春日市コミュニティバス「やよい」(春日市内、乗継により市内各地へ行く事ができる)

隣の駅

西日本鉄道
天神大牟田線
特急
大橋駅(T05) - 春日原駅(T09) - 西鉄二日市駅(T13)
急行
大橋駅(T05) - 春日原駅(T09) - 下大利駅(T11)
普通
桜並木駅(T08) - 春日原駅(T09) - 白木原駅(T10)

脚注

注釈

  1. ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事

出典

  1. ^ 川島令三『【図説】日本の鉄道 四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』講談社、2013年8月19日、17頁。
  2. ^ 西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
  3. ^ 「平成30年2月24日(土曜日)より西鉄春日原駅が仮駅舎に切り替わります」 福岡県ホームページ 2017年12月13日更新
  4. ^ 西鉄天神大牟田線連続立体交差事業 高架切替日が2022年8月28日(日)に決定! 高架化区間の19箇所の踏切がなくなります (PDF) - 西日本鉄道、2022年7月5日閲覧。
  5. ^ a b 西日本鉄道『西鉄天神大牟田線 14 年ぶりの新駅誕生! 桜並木駅 3月16日(土)供用開始 ~同日、春のダイヤ改正を実施します~』(PDF)(プレスリリース)2024年1月19日https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20240119/main/0/link/23_086.pdf2024年1月19日閲覧 
  6. ^ a b c 西日本鉄道『駅直結型商業施設「レイリア春日原」2026年1月オープン!―すべての方に居心地のよい、街のオアシスを目指します-』(PDF)(プレスリリース)2024年7月23日https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20240723_2/main/0/link/24_043.pdf2024年7月25日閲覧 
  7. ^ a b 西鉄天神大牟田線(春日原 - 下大利)連続立体交差事業計画検証委員会について (PDF) - 福岡県那珂県土整備事務所、2022年8月28日閲覧。
  8. ^ 令和元年12月定例会の代表質問まとめ。 - 公明党福岡県議団、2021年5月11日閲覧。該当箇所:西鉄天神大牟田線連続立体交差事業 (PDF) の2ページ目。
  9. ^ 福岡市統計書 (都市圏の概況) 福岡都市圏の私鉄各駅乗降人員
  10. ^ 各駅乗降人員数の推移 - 春日市
  11. ^ 西鉄天神大牟田線 創業期の変電所建築を見る”. ワシの戯言 (2011年12月6日). 2013年5月31日閲覧。
  12. ^ なお、同じ天神大牟田線の味坂駅付近に味坂変電所があるが、こちらも2000年代初頭まで同様の建屋が存在した。九州鉄道時代は第二変電所と呼ばれていた。
西日本鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2023年度1日平均、単位:人)”. 2024年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月12日閲覧。
  2. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均、単位:人)”. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  3. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均、単位:人)”. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  4. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
  5. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均、単位:人)”. 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。


関連項目

外部リンク