新潟県立新潟東工業高等学校(にいがたけんりつ にいがたひがしこうぎょうこうとうがっこう)とは、かつて新潟県新潟市東区竹尾二丁目にあった県立高等学校。通称は「東工」(とんこう)。2013年3月閉校。
敷地および校舎は2016年10月より新潟県新潟地域振興局竹尾庁舎として用いられている。2022年4月1日からは新潟県立新潟よつば学園も敷地内に新設されている[1]。
概要
地域に根ざした工業高校としての歴史があり、地域の生活に身近な実務部分を支える仕事に従事している卒業者を多数輩出しており、地域の基幹産業を技術的に支える人材を育成する工業系の高等学校として運営されていた。
電気クラブ(後、技術部)の中に、「新潟東工業電気クラブ」(現・新潟東工業高校技術部無線班)の名で、JA0YDMというアマチュア無線での呼出符号が信越総合通信局より交付されており、その呼出符号で呼ばれる事もあった。
体育祭及び文化祭は「明窓祭」と呼ばれ、活力溢れる活動を行っていた。
沿革
- 1962年(昭和37年)1月1日、創立告示発布。創立事務所が新潟県教育庁内に設置される。
- 4月1日 - 正式に開校。創立時の学科は機械科(4クラス)電気科(2クラス)、電子工学科(2クラス) の3科8学級。
- 4月11日 - 第1回入学式挙行。校舎がまだ落成していないため、入学式および授業は北陸地方建設局の旧庁舎跡に仮設された仮校舎、及び白山小学校にて行われた。
- 8月26日 - 校舎が落成し、仮校舎より竹尾の本校舎に移転。
- 9月5日 - 第1期工事完成。
- 1963年(昭和38年)
- 1964年(昭和39年)
- 1967年(昭和42年)4月1日
- 電子工学科を電子科と改称。
- 体育館が完成。
- 創立10周年。11月6日、記念式典挙行。
- 柔道・剣道場が完成。
- 創立20周年。10月24日、記念式典挙行。
- 機械科を2クラス減級。電子機械科を新設(2クラス)。 CAD室設置。
- 創立30周年。11月2日、記念式典挙行。
- 機械科を1クラス減級。機械科は1クラス編制となる。
- 2年生修学旅行の目的地が韓国となり、初の海外探訪となる。
- 4月1日 - 家庭科実習教室および機械実習室が完成。
- 電子科を1クラス減級。
- 電子科の募集を停止。
- 電子機械科を1クラス減級。
- 電子機械科の募集を停止。
- 機械科および電気科の募集を停止。
- 閉校記念式典挙行。
- 閉校。
(出典:新潟県立新潟東工業高校同窓会[2])
教育目標
- 『物作り』を大切にした教育を基本として工業技術の指導を通して、豊かな人間性と積極的な実践力に富み、心身ともに健康であって、文化の創造と発展に貢献し、技術革新が進む産業界に対応できる中堅技術者を育成する。
校歌
学校行事
- 4月 - 入学式
- 5月 - 中間考査
- 6月 - 体育祭
- 7月 - 期末考査
- 10月 - 中間考査、文化祭
- 11月 - 2年修学旅行
- 12月 - 期末考査
- 2月 - 学年末考査
- 3月 - 卒業式
閉校後
2013年3月の閉校後も校舎や体育館などの施設・設備は取り壊し等が行われることなく残存しており、その後、一部の建物を解体撤去して旧校舎他を改装し、2016年10月11日には新潟県新潟地域振興局竹尾庁舎として開業した。
2016年10月には新潟地域振興局県税部が新潟市中央区川岸町の新潟地域振興局旧本局庁舎より移転入居し業務を開始しており[3]、2017年3月6日には同じく旧本庁舎より地域整備部が移転して業務を開始した[4]。
2022年4月1日からは新潟県立新潟聾学校と新潟県立新潟盲学校を統合した新潟県立新潟よつば学園も敷地内に新設された[1]。
交通
- バス
- 新潟交通竹尾線(E6)「竹尾2丁目」[5]下車 徒歩2分
- 新潟交通はなみずき線(E7)「市営住宅前」下車 徒歩約8分
- 鉄道その他
脚注・出典
- ^ a b 新潟盲学校と新潟聾学校の統合・新設校の設置について - 新潟県 2022年5月8日閲覧。
- ^ 新潟県立新潟東工業高校同窓会>学校の沿革 ※2017年8月10日閲覧
- ^ 新潟県公式ホームページ>県政総合>【新潟】新潟地域振興局の本局庁舎等が順次移転します ※2017年8月10日閲覧
- ^ 新潟県公式ホームページ>県政総合>【新潟】新潟地域振興局(竹尾庁舎)交通案内 ※2017年8月10日閲覧
- ^ 2015年に「新バスシステム」として路線の大規模な再編が行われるまでは、「東工業高校前」の名称が用いられていた。
また、路線再編前、当校が開校していた時代の路線ルートは再編以降とは異なっている。
- ^ a b c いずれも道路事情等により異なるため目安である。
関連項目
外部リンク
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