新海浜水泳場(しんがいはますいえいじょう)は、日本の滋賀県彦根市新海町地先[1]に所在した琵琶湖に面した水泳場(湖水浴場)。彦根市営であったが2024年(令和6年)に市議会で「彦根市水泳場の設置および管理に関する条例を廃止する条例案」が可決され[2]、松原水泳場とともに廃止されることになった[3]。
特徴
琵琶湖国定公園指定区域(第2種特別地域)に属する[4]新海浜は、彦根市と東近江市の境界線をなす愛知川の、河口北岸近く[注 1]に形成された白砂の浜で、浜堤は植樹された[注 2]松が林をなしている。
景観に恵まれ、遠浅で水質も良い新海浜水泳場は、夏の間、家族連れの遊泳客で賑わった。子供用遊戯施設を含む多目的公園施設である都市公園湖岸緑地(通称:琵琶湖湖岸緑地、ほか。正式名称:湖岸緑地 新海薩摩地区)[5][6]と隣接しているが、火気使用禁止区域である新海浜水泳場に対して湖岸緑地側は使用可能となっており、バーベキューなどを楽しみたい人には後者が場を提供している。
2024年(令和6年)に市議会で「彦根市水泳場の設置および管理に関する条例を廃止する条例案」が可決されたため市営の水泳場としては廃止されたが、彦根市議会(市民産業建設常任委員会)で市は湖水浴をしてはいけないということではないとしており[2]、ライフセーバーなどはいないので自己責任での利用をお願いするとしている[3]。
年表
位置情報
注意:Googleマップは正しく表示されていない。
交通アクセス
- 鉄道路線
- 自動車道
近隣の水泳場
脚注
注釈
- ^ なお、愛知川河口北岸は彦根市の西端である。
- ^ 千々の松原(松原水泳場)などと同じく江戸時代に防潮林の役割を第一として植林された可能性がある(※堰が無い当時、湖の水位調整は一切できず、たやすく増水して水害に繋がっていた)ものの、そうではない近現代由来の可能性を排除できず、資料未確認。
出典
関連項目
外部リンク
- “新海浜水泳場”. びわ湖・近江道観光圏(公式ウェブサイト). びわ湖・近江路観光圏協議会. 2011年8月22日閲覧。
- “新海浜水泳場”. 滋賀県観光情報. 社団法人びわこビジターズビューロー (2010年7月8日). 2011年8月22日閲覧。
- “琵琶湖 - こころに残る滋賀の風景”. (公式ウェブサイト). 滋賀県 (2010年7月). 2011年8月22日閲覧。