『捜し屋★諸星光介が走る!』(さがしや もろぼしこうすけがはしる)は、2004年から2014年までTBSテレビ系で放送されたテレビドラマシリーズ。全7回。主演は船越英一郎。
放送枠は「月曜ミステリー劇場」(第1作・第2作)、「月曜ゴールデン」(第3作 - 第7作)。
元警察官の諸星光介が、「捜し屋」の職業で様々な手段によって難事件を解決する人情サスペンス。
登場人物
主要人物
- 諸星光介
- 演 - 船越英一郎
- 生まれ育った東京の下町・谷中[注 1]で、いなくなったペットや人を捜す「捜し屋」をしている。元は警察官だったが、5年前[注 2]に同じく警察官だった弟・啓介が警察内部の不祥事に巻き込まれて自ら命を断ち、不祥事の責任を啓介のせいにして幕引きを図ろうとした当時の上司を許せず、殴り飛ばした末に自ら退職[注 3]。現在の職を始めた。べらんめえ調(江戸言葉)の口調で話すのが特徴。
- 「捜し屋」は喫茶店「乱歩(RANPO)」の片隅を借りて営業している。
- 支倉珠希
- 演 - 床嶋佳子
- 光介の幼なじみの弁護士。光介の生活を心配し、なにかと仕事を持ち込んでくる。
- 諸星彩子
- 演 - 香坂みゆき
- 光介の亡くなった弟・啓介の妻。喫茶店「乱歩(RANPO)」を営んでいる。もともと発作の持病があり、第5作では発作の症状で入院していたが、手術を受けたことにより快方。第6作では発作に見舞われる描写はなくなっている。
- 諸星直子
- 演 - 美波(第1作)、大倉梓[1](第2作 - 第4作)、鈴木理子(第5作・第6作)、八子遥菜(第7作)
- 彩子の娘。光介にとっては姪にあたり、光介の助手をしている。
警察関係者
- 高原正人
- 演 - 松永博史[2](第2作 - )
- 光介の刑事時代の後輩。光介が刑事を退職し、捜し屋になった後も捜査状況を教えるなど、光介に協力的な人物。
- 今岡大輔
- 演 - 渡部大輔[3](第2作 - )
- 高原の後輩刑事。
谷中の人々
ゲスト
- 第1作「あの人を捜して!日光山唄に秘められた迷宮連続殺人衝撃の真相!道路汚職を巡る遺恨…消えたエリート官僚禁断の二重生活」(2004年)
-
- 第2作「父ちゃんを捜して!! 下町谷中を揺るがす失踪殺人!? 大企業を揺るがす内部告発!? 薪能が解く二重生活」(2005年)
-
- 第3作「光介が殺人事件に遭遇!そのことが17年前の強盗事件の悲しい記憶を呼び起こし…」(2007年)
-
- 第4作「かみさんが消えた!? 同窓会の夜に彼女を惑わせたのは恋の面影?不倫の傷跡?ナゾの失跡に隠された秘密に光介が迫る!」(2008年)
-
- 第5作「消えた名門高教師・家族の余命宣告と少年の転落死が一本につながる時!野望と陰謀の果ての真実を怒る光介が捜し出す!」(2010年)
-
- 武井由紀(武井の妻・青木の妹) - 赤間麻里子
- 青木勉(台東総合病院 理事長・都議選立候補者) - 剣持直明[15]
- 武井英雄(私立秀徳学院高校 生徒・武井と由紀の息子) - 岸田タツヤ[16]
- 田辺(私立秀徳学院高校 教頭) - 吉満涼太
- 松木富吉(野口の釣り仲間・アパート大家) - 外波山文明
- 野口恵一(野口の兄・いちご畑経営者) - 竹本純平
- 武井徹(台東総合病院 院長) - 風間トオル[17]
- 飯田(古本屋「ワンダー」主人) - 小宮孝泰
- 平田龍二(青木の秘書) - 大塚幸汰
- 川本初枝(明美の姉・昇の母) - 舟木幸[18]
- 門井(ホスピス「フォレスタ」職員) - 川俣しのぶ
- 鈴木(私立秀徳学院高校 教師) - 石原和海
- 野口麻子(野口の妻・去年死亡) - 辻しのぶ
- 川本昇(私立秀徳学院高校 生徒・2週間前 ビルの非常階段から転落死) - 竹森雄之介
- 森義彦(私立秀徳学院高校 生徒・昇の友人) - 谷野欧太
- 広瀬晃(私立秀徳学院高校 生徒・釣り同好会 会員) - 山口裕次郎[19]
- ルイ(メイド喫茶の店員) - コトウロレナ
- リサ(メイド喫茶の店員) - 川村りか[20]
- レナ(メイド喫茶の店員) - 水沢彩
- 藤井明美(メイド喫茶の店員・昇の叔母) - 英玲奈[21]
- 野口博信(私立秀徳学院高校 教師・釣り同好会 顧問) - 国広富之
- 第6作「定年直後に夫が失踪!! 退職金は!年金は…?その時妻は…3年前の資産家殺しと独り暮らしの老母の謎の死を光介が暴く」(2011年)
-
- 第7作「失踪した息子の謎に潜む超高層マンション計画の不正入札 殺人犯は最愛の息子!? 疑惑と陰謀の間でうごめく悲しき親子の絆」(2014年)
-
スタッフ
- 脚本 - 安本莞二(第1作 - 第4作)、石倉保志(第5作・第6作)、外村朋子(第7作)
- 音楽 - 吉川清之
- 監督 - 山田大樹
- 編成 - 那須田淳、津留正明、竹中優介
- 編成担当 - 秤淳一郎(第6作)
- プロデューサー - 松澤一男、森清和夫
- 制作著作 - TBS、東京映画新社(第1作) → 東宝(第2作 - )
放送日程
話数 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本
|
1 |
2004年05月17日 |
あの人を捜して!日光山唄に秘められた迷宮連続殺人衝撃の真相! 道路汚職を巡る遺恨…消えたエリート官僚禁断の二重生活 |
安本莞二
|
2 |
2005年02月14日 |
父ちゃんを捜して!! 下町谷中を揺るがす失踪殺人!? 大企業を揺るがす内部告発!? 薪能が解く二重生活
|
3 |
2007年04月16日 |
光介が殺人事件に遭遇! そのことが17年前の強盗事件の悲しい記憶を呼び起こし…
|
4 |
2008年06月02日 |
かみさんが消えた!? 同窓会の夜に彼女を惑わせたのは恋の面影? 不倫の傷跡?ナゾの失跡に隠された秘密に光介が迫る!
|
5 |
2010年04月12日 |
消えた名門高教師・家族の余命宣告と少年の転落死が一本につながる時! 野望と陰謀の果ての真実を怒る光介が捜し出す! |
石倉保志
|
6 |
2011年11月21日 |
定年直後に夫が失踪!! 退職金は!年金は…? その時妻は…3年前の資産家殺しと独り暮らしの老母の謎の死を光介が暴く
|
7 |
2014年08月11日 |
失踪した息子の謎に潜む超高層マンション計画の不正入札 殺人犯は最愛の息子!? 疑惑と陰謀の間でうごめく悲しき親子の絆 |
外村朋子
|
脚注
注釈
- ^ 足立区にも同じ地名である谷中が在る。本作では何処の谷中なのかが明確には語られないが、周囲の状況(猫が多い、神社仏閣が多い、など)から台東区の谷中であることが判っている。
- ^ 第6作の時点。
- ^ このとき、光介は2人殴り飛ばしている。
出典
関連項目
外部リンク