『手袋をした老人の肖像』(てぶくろをしたろうじんのしょうぞう、伊: Ritratto di gentiluomo anziano coi guanti、英: Portrait of an Old Man with Gloves)は、イタリア・ルネサンスのヴェネツィア派の画家ロレンツォ・ロットがキャンバス上に油彩で描いた肖像画である。画面上部左側に「L. Loto」と署名されている[1][2]。絵画の最後の個人所有者はトリノのカステッラーネ・アラック (Castellane Harrach) 伯爵で、ロットの『ラウラ・ダ・ポーラの肖像』、『フェーボ・ダ・ブレシアの肖像』を含む彼のコレクションとともに、ミラノの古美術商ジュゼッペ・パスリーニを通して1859年にミラノのブレラ美術館に購入された[2]。以来、美術館に所蔵されている[1][2][3]。