慈悲あまねく御方 (クルアーン)

慈悲あまねく御方
الرحمن
ar-Rahman
アッ・ラハマーン
慈悲あまねく御方
啓示 マッカ啓示またはメディナ啓示(両説有)
章題の意味 冒頭の「慈悲あまねく御方」の語[1]
啓示時期 マッカ期またはメディナ期(両説有)
詳細
スーラ 第55章
アーヤ 全78節
ジュズウ 27番
ルクー 3回
語数 352語
文字数 1585文字
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سورة الرحمن
سورة الرحمن
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音楽・音声外部リンク
Islam House - タルティール朗誦法。
朗誦者: ファーリス・アッバード
音楽・音声外部リンク
Islam House.com - タジュウィード朗誦法。
朗誦者: ムハンマド・スィッディーク・アル=ミンシャーウィー

慈悲あまねく御方』(アラビア語: سورة الرحمن、アッ・ラハマーン)とは、クルアーンにおける第55番目の章(スーラ)。78の節(アーヤ)から成る[1]

啓示の時期

啓示時期について複数の説がある。主な日本語訳でも、大川訳[2]、井筒訳ではメッカ啓示、藤本訳ではメディナ啓示としている。

章名

سورة الرحمن (アッ・ラハマーン)は、大川訳では「大悲者章」、井筒訳では「お情け深い御神」、藤本らの訳では「慈悲深いお方の章」、日本ムスリム情報事務所では「慈悲あまねく[3]御方」となっている。

内容

冒頭の「慈悲あまねく御方が」に因んでこの題名が採られている。啓示の真実性と審判の日について繰り返し述べられる[1]

「慈悲あまねく御方」による創造と審判と楽園が語られる。その一区切りごとに「それであなたがたは,主の恩恵のどれを嘘と言うのか[1]」という問いかけがなされる。この「それであなたがたは,主の恩恵のどれを嘘と言うのか」という言葉はこの章全体で31回繰り返される。

アラビア語による『慈悲あまねく御方』全文

脚注・出典

  1. ^ a b c d 日本ムスリム情報事務所 聖クルアーン日本語訳
  2. ^ 大川周明訳:古蘭(クルアーン) 第五十五 大悲者章
  3. ^ 日本語で「あまねく」は動詞ではなく副詞(または形容詞の連用形)であるから、文法的には誤り。

外部リンク