数学における強双対性(きょうそうついせい、英: strong duality)とは、主問題と双対問題の解が等しくあるような最適化の一概念である。相対する概念に弱双対性(主問題が双対問題よりも大きい最適値を持つ、すなわち双対性のギャップ(英語版)が正)がある。
特徴付け
強双対性が成立するための必要十分条件は、双対性のギャップ(英語版)が 0 に等しいことである。
十分条件
- 。ここで は主問題と双対問題を関係づける摂動函数であり、 は の双共役である;
- 主問題が線型最適化問題であること;
- 凸最適化問題に対するスレーターの条件が成立すること[1][2]。
関連項目
参考文献