庄内川橋梁(しょうないがわきょうりょう)は、愛知県名古屋市西区と清須市をむすぶ、庄内川に架かる名鉄名古屋本線の橋梁である。現在の橋梁は2代目である。
東枇杷島駅と枇杷島分岐点[1]の間に架かる鉄道橋である。
概要
名古屋鉄道(名鉄)の前身である名古屋電気鉄道の郊外路線(通称:郡部線)の開業時に架けられた橋梁である。初代の橋梁は現在の橋梁より下流にあり、経費削減もあり、橋脚を中州に直接設置した箇所もあった。また、橋梁中心付近はトラス、端はプレートガーダーであった。
老朽化と、庄内川改修工事により橋脚の中洲を削り取る必要があったため、現在の橋梁に架け替えられたという。
両岸の急カーブの影響もあり、速度制限がある。初代の橋梁時は現在より急カーブであり、制限速度は20km/hであった。現在の橋梁は幾分カーブは緩和されたとはいえ、50km/h制限となっている。列車本数が多いことも影響して、枇杷島分岐点と共に現在も高速化のネックになっている。
- 供用:1958年(昭和33年)
- 延長:180.5m・複線式
- 構造:鋼下路桁
- 区間:愛知県名古屋市西区枇杷島町柳場 - 清須市西枇杷島町橋詰
歴史
その他
かつては名鉄小牧線の上飯田 - 味鋺間にも庄内川橋梁(1931年(昭和6年)完成。全長:201.7m )が存在したが、2003年(平成15年)3月27日、上飯田連絡線の開業により廃止された。
脚注