株式会社川上屋(かわかみや)とは、岐阜県中津川市本町3丁目1-8に本店を置く和菓子店。
歴史
初代の原四六は多治見で生菓子の修行を行い、1864年(元治元年)に中津川で川上屋を創業した[1]。中山道中津川宿の桝形である横町に店を構えている。
小説家の村松梢風は、「栗むしもぜいたくをたどると川上屋の山路までいってしまう」と語るほど川上屋をひいきにしていた[2]。
かつて川上屋で工場長を務めた鎌田満は、1964年(昭和39年)6月6日に恵那市に恵那川上屋を創業した[3]。
特色
栗きんとんで知られる和菓子店であり[4]、国産の栗を用いた和菓子を製造している[5]。栗きんとんのほか「栗饅頭」「栗サブレ」など栗を使った和菓子が多く、栗きんとんを使用した「柿の美きんとん」なども製造している。
岐阜県の木曽川流域は栗の産地であり[1]、特に東濃の恵那栗は上質な栗として知られている[3]。岐阜県における栗きんとんの名店としては、川上屋のほかに中津川市新町のすや、中津川市太田町の松月堂、加茂郡八百津町の緑屋老舗などが挙げられる[1]。
店舗
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
川上屋に関連するカテゴリがあります。