『寒い朝』(さむいあさ)は、石坂洋次郎の中編小説。
1959年4月から7月まで『週刊現代』に連載され、8月に講談社から単行本として刊行された。ほどなく映画化・ドラマ化され、1962年には『赤い蕾と白い花』の題で吉永小百合主演で映画化された。主題歌「寒い朝」を吉永と和田弘とマヒナスターズが歌い、ヒットした。
あらすじ
小児科医の父を持つ三輪茂夫と、洋裁学校経営者の母を持つ岩淵とみ子は高校の同級生。どちらも片親という家庭環境で次第に恋仲になっていき、その過程で双方の親もまた親しくなる。
文庫本
映画
1959年版
1959年に『若い素顔』と題して公開。
1962年版
上述の通り、1962年6月10日に『赤い蕾と白い花』と題して公開。
ドラマ
日本テレビ版
1959年11月10日から同年11月24日まで日本テレビ系列局で放送。全3回。放送時間は毎週火曜 20:00 - 20:30 (日本標準時)[1]。
NET版
1961年10月22日に『若い日』[2]というタイトルで、NET(現:テレビ朝日)の『NECサンデー劇場』(日本電気・新日本電機提供)枠で放送。放送時間は日曜20:00 - 21:00(日本標準時)。
フジテレビ版
1962年9月18日に『おせっかいな季節』[3]というタイトルで、フジテレビの『シャープ火曜劇場』[3](早川電機工業一社提供)枠で放送。放送時間は火曜20:00 - 21:00(日本標準時)。
朝日放送版
1963年12月20日にTBSの『近鉄金曜劇場』枠で朝日放送[注 2]製作により放送。全1回。放送時間は金曜 20:00 - 20:56 (日本標準時) [4]。
東京12チャンネル版
1965年1月13日から同年4月7日まで東京12チャンネルで放送。放送時間は毎週水曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)。日産自動車の一社提供。[5]
主演の日野てる子は、主題歌「若い朝」の歌唱も担当した。
NHK版
1978年2月27日から1978年3月16日までNHK総合テレビの『少年ドラマシリーズ』枠で放送。全12回。放送時間は毎週月曜 - 木曜 18:20 - 18:39 (日本標準時)[6]。
『少年ドラマシリーズ』定期放送時代の作品としてはこれが最終作であり、これ以後の作品群はすべて不定期放送となった。
脚注
注釈
出典
参考
外部リンク
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