奈良県立片桐高等学校(ならけんりつ かたぎり こうとうがっこう, Nara Prefectural Katagiri Senior High School)は、奈良県大和郡山市満願寺町に所在した県立高等学校。
概要
1983年(昭和58年)4月に、「第十二高等学校」として開設された全日制高校。奈良県立斑鳩高等学校と統合する際、新設合併により、2007年(平成19年)3月に閉校、廃止された。奈良県立高等学校で英語科を設置した最初の学校であり、国際理解教育に重点を置いていた。
校地と校舎は改築され、2012年1月より奈良県郡山総合庁舎として再利用されている[1]。
教育方針
日本国憲法、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の精神に基づき、人権を尊重する民主的な社会の発展に貢献する国民の育成を期して推進する。このため、清新にして希望に満ちた学校づくりを目指して、「知・徳・体」の調和ある人間形成に努める。
教育目標
- 知性を磨き、豊かな情操と創造力を養う。
- 人権尊重・自他敬愛に基づく人間関係を深める。
- 広い国際的視野と豊かな国際感覚を持った人間を育成する。
- 心身を鍛え、不屈の精神と逞しい体力を培う。
- 体験的な活動を通して、正しい勤労観を養う。
校訓
校訓()は以下の通りであった。
- 「自律」()
- 「創造」()
- 「敬愛」()[2]。
沿革
基礎データ
所在地
アクセス
象徴
校名
学校所在地は、市制施行前の片桐村にあたり、石州流茶道の発祥の地であって、古来からの文化の香りの高さを尊び、校名に旧地名を取り入れた[2]。
校章
校章は、古くは「富緒河(トミノオガワ)として拾遺和歌集に詠まれている、学校の西を流れる富雄川と、大和を象徴する桜の花を図案化したものであって、5枚の花弁は、知・徳・体と創造力さらに国際感覚の育成を願ったものである[2]。
校歌
作詞は大上敬義、作曲は中村泰士による。歌詞は2番まであり、両番に校名の「片桐高校」が登場する。
設置する課程、学科、コース及び定員
- 全日制課程
- 普通科 - 480名(募集人員160名:一般選抜)
- 英語科 - 240名(募集人員80名:分割選抜;1990年度開設)
- 普通科については、3年次より、文科型・理科型・文理混成コースの類型のいずれかに分かれる。
学校行事
文化祭
文化祭は「熱活祭」と呼ばれ、毎年9月上旬の木曜日・金曜日の2日間に渡り開催された。開催前日は全日の準備期間と開会式があった。
部活動
体育系
文化系
高校関係者と組織
高校関係者組織
- 奈良県立片桐高等学校同窓会「桐生会」 - 片桐高等学校卒業生による同窓会組織
- 奈良県立片桐高等学校育友会 - 生徒保護者による保護者会組織
高校関係者一覧
著名な出身者
脚注
出典
関連項目
関連項目
外部リンク