大利根温泉(おおとねおんせん)は、千葉県野田市瀬戸の利根川沿いにかつてあった温泉。
歴史
1958年(昭和33年)、住宅用ガス供給のために天然ガスを採掘したところ、温泉が湧出した。
1964年(昭和39年)に地産が経営に乗り出し、温泉プールやゴルフ場が併設するレジャー施設「大利根温泉チサンセンター」が開設された。1972年(昭和47年)には、後に「チサンホテル大利根」となる宿泊施設も誕生した。
しかし1980年代には源泉が枯渇し、現在は温泉の提供はしていない。
地産の経営破綻により、チサンホテル大利根は2005年(平成17年)10月11日に、ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ系列の「クリアビューゴルフクラブ&ホテル」となった。
ただし、ホテル前のバス停留所名は源泉枯渇後も永きにわたり「大利根温泉」となっており、当時の名残をとどめていた。しかし、2024年10月1日に、このバス停を経由する東武バスセントラル西柏営業事務所(柏13系統)、まめバス(新南ルート)いずれも、当地の地名である「瀬戸中央」に名称変更されることになった[2][3]。
参考文献
- 日本温泉協会 編『温泉(41巻3号・通巻457号)』日本温泉協会、1973年
- 流山市立博物館友の会 編『楽しい東葛事始め事典(東葛流山研究第28号)』崙書房、2010年
脚注
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