夕木 春央(ゆうき はるお、1993年[1] -)は、日本の推理作家。
経歴・人物
カルト宗教を信仰する親のもとで宗教2世として育ち、高校・大学には通っていない[2]。2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞し、同作を改稿・改題した『絞首商會』で小説家デビューした[3]。
2022年発刊の『方舟』で「週刊文春ミステリーベスト10」2022国内部門と、「MRC大賞2022」のランキングで1位を獲得[4]、第44回吉川英治文学新人賞候補に挙がった。
ミステリ・ランキング
- このミステリーがすごい!
- 2023年 - 『方舟』4位
- 2024年 - 『十戒』13位
- 2025年 - 『サロメの断頭台』25位
- 本格ミステリ・ベスト10
- 2020年 - 『絞首商會』23位
- 2022年 - 『サーカスから来た執達吏』14位
- 2023年 - 『方舟』2位
- 2024年 - 『十戒』7位
- 2025年 - 『サロメの断頭台』6位
- MRC大賞
- 2022年 - 『方舟』1位
- 2023年 - 『十戒』2位
作品リスト
単行本
- 『絞首商會』(講談社、2019年9月 / 講談社文庫、2023年1月)
- 『サーカスから来た執達吏』(講談社、2021年9月 / 講談社文庫、2023年8月)
- 『方舟』(講談社、2022年9月 / 講談社文庫、2024年8月)
- 『時計泥棒と悪人たち』(講談社、2023年4月)
- 『十戒』(講談社、2023年8月)
- 『サロメの断頭台』(講談社、2024年3月)
アンソロジー
「」内が夕木春央の作品
- 『これが最後の仕事になる』(2024年8月7日、講談社)「有血革命」
- 『有栖川有栖に捧げる七つの謎』(2024年11月6日、文春文庫)「有栖川有栖嫌いの謎」
雑誌掲載作品
- 小説
- 「四月六日の生放送」 - 『小説現代』2022年8月号(講談社)
- 「墓穴」 - 『メフィスト』2022 SUMMER VOL.4(2022年7月、MRC/講談社)
- 「今際の際の断崖から」 - 『紙魚の手帖』vol.09 FEBRUARY 2023(東京創元社)
- 「夢」 - 『小説すばる』2023年8月号(集英社)
- 「有栖川有栖嫌いの謎」 - 『別冊文藝春秋』No.55 2024年5月号(文藝春秋)
- エッセイなど
- 「『絞首商會』あとがきのあとがき」 - 『メフィスト』2019年 vol.2(2019年8月、講談社)
- 「〆切めし」 - 『小説現代』2023年7月号(講談社)
漫画化作品
- 『方舟』(作画:悠木星人 構成:木場健介 / 全3巻 スクウェア・エニックス ガンガンコミックスONLINE)
脚注
関連項目