地球横断小惑星(ちきゅうおうだんしょうわくせい)とは、太陽を中心とする太陽周回軌道を公転する小惑星のうち、公転軌道が地球の公転軌道と交叉する小惑星の総称である。その定義上、全ての地球横断小惑星が地球近傍小惑星であり、将来的に地球に衝突する危険性がある[1]。なお、特に衝突リスクが高い小惑星は潜在的に危険な小惑星に分類されている。
定義
地球横断小惑星そのものの定義は、小惑星の公転軌道が地球軌道を横断する事にある。地球軌道は完全な円ではなく、近日点が0.983AU、遠日点が1.017AUの楕円軌道であるが、地球横断小惑星はこの0.033AUの範囲内に公転軌道が交叉するものをさす。その定義から、全てのアポロ群とアテン群は地球横断小惑星に属するが、アモール群とアティラ群は属さない。このため、アポロ群・アテン群・アモール群の包括的な定義である地球近傍小惑星は、全てが地球横断小惑星ではない。逆に、全ての潜在的に危険な小惑星は地球横断小惑星である[1]。
地球横断小惑星の一覧
2013年12月5日時点で、地球横断小惑星は5968個存在する。
地球横断小惑星に関する極値
特殊な軌道の地球横断小惑星
脚注
出典
関連項目