圧縮空気車 (compressed air car) は、圧縮空気を空気エンジンの動力とする圧縮空気推進の自動車である。単に空気自動車 (air car) とも。走行中に空気以外の排気ガスを出さない。タタ・モーターズ(インド)、モーター・デベロップメント・インターナショナル(英語版)(ルクセンブルク)を含む複数の企業で、試作車の開発が推進されている。
内燃機関のガソリンエンジンやディーゼルなどの動力は、燃料と混合して燃焼により膨張したガスでピストンを駆動させることにより発生する。対して空気自動車の動力は、タンクに貯蔵した圧縮空気をそのまま膨張させることにより、ピストン、あるいはタービンを駆動させることにより発生する。
圧力レギュレータを必要とする。
MDIはタタ・モーターズと提携して空気自動車の共同開発をしている。MDIではMiniCATsとCityCATsの2車種を開発中である。MiniCATsは内燃エンジンと組み合わせて1000マイル走行できる。
OneCATsの価格帯はインドでの経済開発段階の顧客に届く$5,100から$7,800での販売を目指している[1]。OneCATsのインドでの販売権はタタ・モーターズが所持しているが、低エンジン温度の問題などにより当初より計画が遅れ、2009年12月の時点で2011年の発売予定と発表された。[2][3]
超軽量車体はFRPと射出フォームとアルミで作られ溶接ではなく接着剤で接合される予定である[4]。エンジンは純空気エンジンとデュアルエナジーエンジンの2通りを予定している。デュアルエナジーエンジンは内燃機関としても作動する[5]。
ホンダは、コンセプトカー「HONDA Air」を2010年のロサンゼルスオートショーに出展した[6][7]。
2011年9月には、コンプレッサーを手がける豊田自動織機の社員で結成されたクラブが空気エンジン車KU:RINを開発、空気エンジン車としては世界最高となる129.15km/hを記録した[8]。カーエアコンなどを手掛ける豊田織機らしくエアコン等に用いられるスクロール圧縮機を応用したものとなっている。
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