周 睿羊(しゅう えいよう、周睿羊、ツォウ・ルイヤン、1991年3月8日 - )は中国の囲碁棋士。陝西省西安市出身、中国囲棋協会所属、九段。洛陽龍門杯中国囲棋棋聖戦2連覇、百霊愛透杯世界囲碁オープン戦優勝など。陳耀燁、李喆、朴文尭らとともに小豹世代と呼ばれた。
経歴
7歳で囲碁を学び、9歳で呉肇毅囲碁道場に入り、後に聶衛平囲碁道場に入る。2001年全国少年棋戦2位。2002年世界青少年囲碁選手権大会少年組に優勝、広東省少年大会1位。同年初段。2004年に晩報杯全国業余囲棋選手権戦優勝、リコー杯新秀戦準優勝。同年から中国囲棋甲級リーグに北京海淀チームで出場。2005、06年に富士通杯U15少年囲棋戦に優勝。2006年に天元戦、07年に名人戦で挑戦者となり、いずれも古力に1-2、0-3で敗れる。2007年五段。2007、08年に新人王戦連続優勝。2008年、三星火災杯で、李映九、李喆らを破ってベスト4進出するが、準決勝で孔傑に0-2で敗れる。同年棋王戦で、決勝で李康に勝って一般棋戦初優勝。
2008年の第1回ワールドマインドスポーツゲームズでは、男子個人戦に出場し、4勝2敗で予選リーグ3位。2010年アジア競技大会男子団体戦に出場し銀メダル獲得。2013年百霊愛透杯で世界戦初優勝し、九段昇段。同年国内最高賞金棋戦として創設された第1期洛陽竜門杯棋聖戦に優勝、以後2連覇。2017年新奥杯ベスト4、LG杯(第22回)ベスト16。
甲級リーグ戦では、2006年まで北京海淀、07年から山東網通に所属、06年には主将として常昊、李世乭にも勝利、2010年には16勝6敗の成績で最優秀主将。2015年は16勝6敗で最多勝。中国棋士ランキングでは05年8月に38位、07、09年に8位、2010年に1位。
タイトル歴
その他の棋歴
国際棋戦
国内棋戦
- リコー杯新秀戦 準優勝 2004年
- 天元戦 挑戦者 2006年
- 名人戦 挑戦者 2007年
- NEC杯囲棋賽 準優勝 2007年
- 全国囲棋個人戦 2位 2009年、3位 2007年
- 倡棋杯中国プロ囲棋選手権戦 準優勝 2010年
- 全国体育大会 2010年男子個人戦3位
- 全国智力運動会 2011年男子団体戦優勝(山東チーム)、男子個人快棋戦2位
- 阿含・桐山杯中国囲棋快棋公開戦 準優勝 2012年
- 棋王戦 準優勝 2013年
- 中国囲棋甲級リーグ戦
- 2004年(北京海淀)
- 2005年(北京海淀)15-7
- 2006年(北京海淀)12-10
- 2007年(山東網通)14-8
- 2008年(山東網通)13-8
- 2009年(山東網通)11-11
- 2010年(山東網通)16-6
- 2011年(山東景芝酒業)12-10
- 2012年(山東景芝酒業)14-8
- 2013年(山東景芝酒業)11-11
- 2014年(山東景芝酒業)14-8
- 2015年(山東景芝酒業)16-6
- 2016年(山東景芝酒業)13-9
- 2017年(山東景芝酒業)14-12
- 2018年(国旅聯合厦門)
外部リンク