告白 (平井堅の曲)

「告白」
平井堅シングル
初出アルバム『THE STILL LIFE
B面
  • Woman "Wの悲劇"より
  • いとしき日々よ 〜the repose of souls〜
  • お願いジュリー☆ -ヒャダインのリリリリ☆リミックス-
リリース
規格
録音
ジャンル J-POP
時間
レーベル DefSTAR Records
作詞・作曲 平井堅
プロデュース 亀田誠治
チャート最高順位
  • 週間5位(オリコン
  • 2012年5月度月間23位(オリコン)
  • 2012年度年間177位(オリコン)
平井堅 シングル 年表
  • 告白
  • (2012年)
ミュージックビデオ
『告白』 - YouTube
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告白」(こくはく)は、平井堅の楽曲である。2012年5月30日にDefSTAR Recordsから通算35枚目のシングルとして発売された。規格品番はDVD付の初回生産限定盤はDFCL-1891/2、通常盤(フルヴォリューム盤)がDFCL-1893。

解説

テレビ朝日系ドラマ『Wの悲劇』(2012年4月26日 - 6月14日)の主題歌。同様にテレビドラマ主題歌だった前作『いとしき日々よ[注 1]から約1年を経て発表された[1]

武井咲演じる主人公の「愛を求めながらも、手に入れることが出来ない、絶望的なまでの苦しみ、悲しみ」を女性の立場から描いた曲。誰もが心のどこかに持つ「絶対的闇」「圧倒的絶望」をテーマに作られた[2]

ミュージック・ビデオは、モノブライトの「雨にうたえば」等のMVを制作している田辺秀伸と石原周太郎がともに初めて担当。撮影は当時茨城県水戸市千波湖畔にあった、2010年公開の日本映画「桜田門外ノ変」オープンロケセット[3][4]で行われた。歌舞伎、阿波踊り、獅子舞などの要素を取り入れ、現代のダンスと融合させた「ネオジャポネスク舞踏」をコンセプトに制作されたこのMVの振り付けは、Perfumeをデビューより担当しているMIKIKOが手がけた[5][6]

CDパッケージは、DVDが付属した初回生産限定盤とCDのみの通常盤(フルヴォリューム盤[注 2])の2形態で発売された。シングル盤でDVD付の初回生産限定盤が制作されたのは『僕は君に恋をする』以来である。ディスクジャケットモノクロームの平井堅と女性が被写体となっているが、初回盤と通常盤それぞれ別カットである[注 3]。 初回生産限定盤付属のDVDには「KEN HIRAI TV」[7]と題した平井本人出演の特典映像が収録されている。なお発売時には、TOWER RECORDSTSUTAYA、その他のCDショップやオンライン・ショップ等でそれぞれ異なる外付け特典があったほか[注 4]ミュージック・ビデオを収録した『Ken Hirai Films Vol.12』が同時発売され、連動した応募特典があった[注 5]

カップリング曲の「Woman "Wの悲劇"より」は、薬師丸ひろ子が主演した1984年公開の角川映画Wの悲劇』の主題歌として歌唱した、松本隆と呉田軽穂(松任谷由実のペンネーム)による楽曲のカバーで、今回はドラマの挿入歌として使用されている[注 6]

通常盤の3曲目に収録されている「いとしき日々よ 〜the repose of souls〜」は、「いとしき日々よ」の別アレンジ・バージョン。

通常盤の4曲目に収録されている「お願いジュリー☆ -ヒャダインのリリリリ☆リミックス-」は、2011年発売のスタジオ・アルバム『JAPANESE SINGER』に収録されていた「お願いジュリー☆」の音楽プロデューサー、ヒャダイン(前山田健一)によるリミックスバージョン。

収録曲

初回生産限定盤

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「告白」平井堅平井堅亀田誠治
2.「Woman "Wの悲劇"より」松本隆呉田軽穂武部聡志
3.「告白 -less vocal-」 平井堅亀田誠治
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「KEN HIRAI TV」  

通常盤(フルヴォリューム盤)

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「告白」平井堅平井堅亀田誠治
2.「Woman "Wの悲劇"より」松本隆呉田軽穂武部聡志
3.「いとしき日々よ 〜the repose of souls〜」平井堅平井堅島健
4.「お願いジュリー☆ -ヒャダインのリリリリ☆リミックス-」平井堅平井堅ヒャダイン(リミックス)
5.「告白 -less vocal-」 平井堅亀田誠治
合計時間:

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ TBS系ドラマ『JIN-仁- 完結編』(2011年4月17日 - 6月26日)の主題歌。
  2. ^ 「フルヴォリューム盤」の名称は本シングルから2017年発売の41stシングル「僕の心をつくってよ」までの平井堅の通常盤のほとんどに使われている。発売元によると「フルヴォリューム盤」には「シングル規定ギリギリの曲数が収録」とされている。オリコンの規定では、シングルはリミックスなどを除いたオリジナル曲の数が4曲までのもので、5曲以上はアルバムとされている。しかし、規定上限のオリジナル曲を4曲収録しているのは37thシングル「ソレデモシタイ/おんなじさみしさ」のみで、他は2~3曲収録である。実際のところは「初回生産限定盤」より曲数が多いことを宣伝するための名称と思われる。
  3. ^ 別カットのシングルCDジャケットは「僕は君に恋をする」以来。
  4. ^ ポスター、ポストカード、ステッカーなど。
  5. ^ 発売当時のプレス分には、CDパッケージフィルムに前述のタイアップ情報等を記載したシールが貼られたほか、応募特典(ライヴ&バックステージ招待)を告知したフライヤーが封入されている。
  6. ^ 日本のオリジナル楽曲のカバーが平井のシングルに収録されたのは、1995年の歌手デビュー以来初めて。外国のカバーソングはシングル「Missin' you 〜It will break my heart〜」収録の「When Can I See You」(Babyfaceのカバー)、シングル「Style」収録の「You Are My Sunshine of My Life」(Stevie Wonderのカバー)、シングル「アイシテル」収録の「Unchained Melody」(Al HibblerThe Righteous Brothersのカバー)などがある。なお、アルバムやDVDソフトでは日本のオリジナル楽曲のカバーが音源・映像化されている。

出典