吉野(英: Yoshino)は、ウォッカベースのカクテル[1][2]。1982年に毛利隆雄が考案した[1][2]。1983年全日本バーテンダー協会カクテル・コンペティション関東大会において2位に入賞し、世間に知られることになった[2]。
銀座「MORI BAR」のオーナー・バーテンダーとして知られる毛利だが、1982年当時は霞ヶ関の「ガスライト」に勤めていた[1][2]。
桜の名所である奈良県吉野山をイメージしたカクテルである[2]。使用されているキルシュワッサーはサクランボから作られたリキュールであり、桜のイメージと合う[2]。ウォッカもキルシュワッサーも透明であるため、ほぼ透明であるが緑茶のリキュールであるグリーンティー・リキュールのためほんのりと緑がかった透明な色合いとなる[1]。福西英三は「和の世界」「幽玄の世界」「花闇の世界」を演出していると評する[2]。
レシピの例
- レシピ[1][2]
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- 作り方[1][2]
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- 材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ
- 塩抜きした桜の花の塩漬けをカクテルグラスの底に沈める。
バリエーション
ウォッカを日本酒に換えるとフィオナとなる[2]。
出典