各務 洋子(かがみ ようこ、1959年11月 - )は、日本の経営学者。専門は経営戦略論。女性初の駒澤大学学長。
人物・経歴
東京都出身。父は新聞記者[1]。3歳からピアノを学び、有賀和子などに師事した[2][3]。父と同じ東京都立戸山高等学校を経て[4]、1983年青山学院大学経営学部卒業[5]。在学中林吉郎に師事し[4]、日米学生会議に参加[6]。
1985年国際基督教大学大学院行政学研究科経営学専攻修士課程修了[5]、修士(行政学)[7]。藤田忠や鈴木典比古に師事した[4]。大学院2年のときにAIESEC一橋大学支部に加入し、のちに国際基督教大学に支部を設立[3][8]。また、AIESECの活動で内海州史(のちにワーナーミュージック・ジャパン社長、セガ副社長)、岡俊子(のちに経営コンサルタント、明治大学大学院教授)とブダペストでインターンシップに参加した[9]。
1990年アリゾナ州立大学サンダーバード国際経営大学院修了[10]、M.I.M.[7]。アメリカ合衆国の企業でコンサルティング業務に従事したのち[1]、1997年国際基督教大学大学院行政学研究科行政学専攻博士課程修了[5]、博士(学術)[10]。
1998年駒澤大学経営学部講師。2002年駒澤大学経営学部助教授。2004年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部(仮称)設置準備室長。2006年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部助教授[5]、日本学術会議連携会員[10]。
2007年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部准教授。2008年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授[5]。2009年日本学術振興会科学研究費委員会専門委員[10]。2010年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部グローバル・メディア学科主任。2015年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部長[5]、駒澤大学評議員[10]。
2017年駒澤大学理事、駒澤大学評議員議長[10]。2019年駒澤大学学長補佐[5]。2021年女性初の駒澤大学学長に就任[1][5]。同年日本私立大学連盟理事[10]。2022年文部科学省大学設置・学校法人審議会委員、日本ベンチャー学会理事、私学研修福祉会評議員[10]。専門は経営戦略論[6]。
親族
各務茂夫(コーポレイト・ディレクション創業者、東京大学教授)は夫[4]。
著作
著書
- 『最新・現代企業論』共著 八千代出版 2001年
- 『交渉ハンドブック-理論・実践・教養』共著 東洋経済新報社 2003年
- 『経営学基礎』共著 中央経済社 2006年
- 『トランスナショナル時代のデジタル・コンテンツ』共著 慶應義塾大学出版会 2007年
- 『コンテンツ学』共著 世界思想社 2007年
- 『映像コンテンツ産業とフィルム政策』共著 丸善 2009年
- 『社会とメディア』共著 成文堂 2013年
翻訳
- R.J.レビスキー, D.M.サンダーズ, J.W.ミントン著, 藤田忠監訳『交渉学教科書 : 今を生きる術』共訳 文眞堂 1998年
脚注