古フリジア語

古フリジア語
Aldfrysk,Ooldfräisk
話される国 ドイツ北西部、オランダ沿岸部、デンマーク南部
話者数
言語系統
表記体系 アングロサクソンルーン文字
ラテン文字
言語コード
ISO 639-3 ofs
Linguist List ofs
テンプレートを表示

古フリジア語(こフリジアご、西フリジア語: Aldfrysk東フリジア語:Ooldfräisk、英語: Old Frisian)は、8世紀から16世紀にフリースラントにおいてフリース人に用いられていた西ゲルマン語群の言語で、フリジア語の古い段階のものである。古くからラウヴァース川英語版オランダ語版ドイツ語版を境に東部方言と西部方言に分かれていたが、9世紀に植民によって東部方言地域が分断され、孤立した地域は北部方言となった[1]。現存するまとまった最古の文献は13世紀のフリジア法典であるため、言語史的には13世紀から1550年頃を古フリジア語とするのが通例である[1][2]

脚注

  1. ^ a b 亀井孝河野六郎千野栄一編著、『言語学大辞典セレクション・ヨーロッパの言語』三省堂、1998年、275頁。ISBN 4-385-15205-5
  2. ^ 児玉仁士『フリジア語文法』大学書林、1992年、21頁。 ISBN 4-475-01805-6