『受胎告知』(じゅたいこくち、伊: Annunciazione)は、イタリアのルネサンス期の巨匠、サンドロ・ボッティチェッリが1485–1492年ごろに制作した受胎告知の小品である。 現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている。メトロポリタン美術館は、本作が祭壇画の主要場面の下にある一連のプレデッラ(裾絵)中の一点としてではなく、私的な献身用の単一の作品として描かれたと信じている[1]。
この作品は、17世紀にローマのバルベリーニ家のコレクションにあったことが知られており、後に1969年にメトロポリタン美術館に寄贈されたロバート・リーマン・コレクションの一部となった。
ボッティチェッリはまた、サンタ・マリア・マッダレーナデイ・パッツィ教会の『チェステッロの受胎告知』(ウフィツィ美術館所蔵)と、フィレンツェのサン・バルナバ教会のための『受胎告知』(スコットランドのグラスゴーにあるケルビングローブ美術館・博物館所蔵)も描いた。
ボッティチェッリの受胎告知
脚注
- ^ “The Annunciation”. Metropolitan Museum of Art. 2021年7月21日閲覧。
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初期の作品 | |
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1480年代 の作品 | |
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1490年代 以降の作品 | |
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