南河内 (大阪府)

南河内地域
面積 290.00km2
総人口 592,506
(令和2年国勢調査)
人口密度 2,043人/km2

南河内(みなみかわち)は、令制国河内国南部に由来する地域名称。現在の大阪府南東部にあたる。

古墳遺跡が多く、工事の度に発掘されたりと文化的遺産が数多く点在する。富田林寺内町は近世の伝統的街並みが保存されており、大阪府内で唯一、重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。

大阪府内の他の地域と比べ、農業の割合が高く、特徴的なのがぶどうの生産である。また、林業・木材加工業の割合も高く、爪楊枝生産の大半は河内長野市で行われている。

2020年10月1日時点での大阪府域に占める南河内地域の割合は、面積:15.2%、人口:6.7%[1][2]

範囲

南河内郡の範囲に基づくが、旧金岡村北八下村大字河合を除く)・南八下村日置荘町登美丘町美原町堺市に編入され、松原市の大部分(河合・丹南の2大字を除く)が中河内郡の旧郡域であるため、南河内郡の旧郡域とは異なる。南八下村東部は美原町へ編入された後に堺市へ編入されている。

また、柏原市のうち旧 堅下村堅上村を除く南河内郡の旧郡域は、市町村合併を機に中河内郡へ所属変更した。

現在、大阪府は下記の6市2町1村を南河内地域とし、大阪府南河内府民センターを設置している。なお、南河内地区には特例市以上の人口規模を有する市が存在しない。

まれに「河南(かなん)」と表現されることもあり、上記の河南町をはじめ、富田林市にある大阪府立河南高等学校などで使用されている。

脚注

  1. ^ 令和2年度大阪府統計年鑑”. 大阪府 (2021年). 2024年1月30日閲覧。
  2. ^ 令和2年国勢調査 人口等基本集計結果”. 大阪府総務部統計課 (2021年). 2024年1月30日閲覧。

関連項目