加計町[1](かけちょう)は、かつて広島県の西部にあった町。山県郡に属した。
2004年10月1日、山県郡戸河内町および筒賀村と合併し安芸太田町に移行したことに伴い消滅した。
地理
河川
山
- 大箒山(標高1,013.5m)
- 五輪山(標高832.9m)
- 正教山(標高817.2m)
- 百々山(標高559.3m)
大字(2004年9月30日当時のデータ)
- 穴(あな)
- 加計(かけ)…一部地区(安中・勝草)が安芸太田町移行後観音として独立。
- 下筒賀(しもつつが)
- 下殿河内(しもとのごうち)
- 津浪(つなみ)
- 坪野(つぼの)
沿革
町村政
町村長、助役、収入役は以下の通りである。
町村長
助役
収入役
経済
産業
1930年に刊行された『市町村治績録 改訂第2版』によると、農産196225円、畜産76456円、蚕業60308円、林産224988円、水産7006円、鉱産5540円、工産292633円[1]。
- 農業
『大日本篤農家名鑑』によれば、加計町の篤農家は井上、太田、栗栖、鍵浦、鈴川、佐々木、藤渡、藤田、井上、河野、佐々木、加計姓の人物がいた[4]。
『大日本蚕業家名鑑 正』によれば、加計村の養蚕家は栗栖、藤田、亀井、大村、佐々木、太田、河野、野田、末田姓の人物がいた[5]。
- 商工業
- 企業
人口
1930年に刊行された『市町村治績録 改訂第2版』によると、戸数1035、人口4746[1]。
地域
医療
- 加計町立病院(現・安芸太田町加計病院)
- 越智佐夫(全科医)[6]
- 佐々木博(全科医)[6]
- 栗栖弘二(産婦人科医)[6]
教育
2004年9月30日当時のデータである。
小学校
- 加計町立加計小学校
- 加計町立修道小学校
- 加計町立津浪小学校
- 加計町立殿賀小学校
- 加計町立安野小学校(2005年度より休校)
中学校
- 加計町立加計中学校
- 加計町立安野中学校(2004年度末で廃校)
高等学校
交通(2004年9月30日当時のデータ)
鉄道
道路
- 高速道路
- 町内を中国自動車道が通っているが、全国で初めてバスストップ《加計BS》にスマートIC(ETC専用)が平成18年10月から本格設置された。利用は、広島方面のみの利用が可能。
- 2006年10月1日 加計BSインターチェンジ恒久設置決定
- 広島方面にのみ出入りができる。(ただしETC設置車のみ)
- 国道
- 主要地方道
- 1982年に広島県道39号加計八重線が国道433号(国道434号重用)に、広島県道41号加計廿日市線が国道433号にそれぞれ昇格してからは存在しない。
- 一般県道
出身・ゆかりのある人物
脚注
参考文献
- 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
- 扶桑社編『大日本蚕業家名鑑 正』扶桑社、1913 - 1917年。
- 竹内伊四郎編『大日本紳士名鑑』明治出版社、1916年。
- 交詢社編『日本紳士録 第29版』交詢社、1925年。
- 日本自治協会編『市町村治績録 改訂第2版』日本自治協会、1930年。
- 『広島県紳士録 昭和8年版』西日本興信所、1933年。
関連項目
外部リンク