兼勤駐在官事務所(けんきんちゅうざいかんじむしょ)は、日本国大使館の出先機関として設置されている駐在官事務所である。既存の大使館の一部館員が被兼轄国に常駐する形をとり、所用の事務処理を行うために設けられる[1]。外交儀礼上は単に「大使館」と名乗っており、兼勤駐在官事務所に相当する外国語の正式名称は存在しない。接受国の側から見ると、特命全権大使が一度も常駐したことのない日本国大使館となる。
日本が設置している兼勤駐在官事務所
2024年1月時点で、日本は世界4ヶ国に兼勤駐在官事務所を設置している[2]。
加えて、大使館に昇格した兼勤駐在官事務所は以下の通りである。
日本に設置されている事実上の兼勤駐在官事務所
特命全権大使が一度も東京に常駐したことのない駐日大使館は、事実上、兼勤駐在官事務所に相当する。なお、事実上の兼勤駐在官事務所のまま閉鎖されたものもある。
脚注
関連項目