兵庫若駒賞(ひょうごわかこましょう)は、地方競馬の兵庫県競馬組合が姫路競馬場のダート1800メートルで施行している重賞競走である。
概要
2008年創設。以前は、兵庫県競馬でデビューした2歳馬に限られるリミテッド競走であった。2012年からはJRA2歳認定競走の基準変更にともなって優勝馬が認定馬となる。
ネクストスター園田の創設まで、地方競馬の2歳重賞シリーズである未来優駿に選定されていたほか、1着馬に兵庫ジュニアグランプリへの優先出走権が与えられていた。また、2020年からはJBC2歳優駿の指定競走として行われており、更に2021年・2022年は2歳チャンピオンシリーズの対象競走にも指定されていた。2023年のネクストスター園田創設により、本競走はいずれの指定からも外れた8月末の単なる重賞競走に変更される。これにより、同年は新たに指定競走から昇格した兵庫ジュベナイルカップから中2〜3週間程の間隔で2歳重賞が施行された。
2024年は休止となり、同年度から2歳馬限定戦から3歳馬限定戦に、開催時期を8月から(明け)3月に変更して姫路1800mにて施行。このため2024年は実施しない[1]。また、同年開催より大阪スポーツ杯の副題が外れる(兵庫ジュベナイルカップへ移る)[2]。
条件・賞金(2023年)
- 出走条件
- サラブレッド系2歳、兵庫所属
- 負担重量
- 定量(牡・騸55kg、牝54kg)
- 賞金額
- 1着800万円、2着320万円、3着200万円、4着120万円、5着80万円[3][4]。
歴史
本競走は2008年に特別競走(競馬ライターの斎藤修によれば「プリンスリートロフィー」[5])を格上げする形で創設された[6]。
プリンスリートロフィーは兵庫県競馬がサラブレッド系競走を開始した1999年に創設され、2002年以前は姫路競馬場で行われていた。2022年までの本競走と同じく1着馬に兵庫ジュニアグランプリへの優先出走権が与えられるトライアル競走であった。優先出走権を得た馬の兵庫ジュニアグランプリにおける最高着順は2004年レッドペガサスと2005年ジョイーレの2着となっている。
歴代優勝馬
プリンスリートロフィー(参考)
兵庫若駒賞
脚注・出典
注釈
出典
各回競走結果の出典