六萬寺(ろくまんじ)は、香川県高松市牟礼町にある寺院。宗派は真言宗善通寺派、本尊は阿弥陀如来。
概要・歴史
寺伝によると、天平年間に疫病が流行したとき、聖武天皇が行基に命じてこの地に一寺を建立し祈ったところ疫病が根絶し「国豊寺」と称したことに始まる。その後、地元有志が六万体の小仏像を安置し「六萬寺」と称するようになったと伝えられ[1]、霊験もあり信心を集め七堂伽藍を備えた大寺になった。寿永2年(1183年)、源平の戦いの折に屋島の行宮ができるまで安徳天皇の行在所となった[2][3]。天正11年(1583年)に、ほとんどの堂宇が焼失するも、延宝6年(1678年)、広大な寺地の中で愛宕権現社があった所に現在の建物が復興された[4][5]。
伽藍
文化財
- 高松市史跡
- 六萬寺 附 杉の井〔源平屋島合戦古戦場〕 平成28年3月31日指定
画像
アクセス
脚注