全學寺(ぜんがくじ)は、東京都足立区にある浄土宗の寺院。
歴史
戦国時代前期、真野日向守梅敷の開基である。開基の真野梅敷の墓は、隣の浄光寺にあり、墓碑銘に「延徳2年(1490年)」の没となっているので、それ以前に創建されたものと推測できる[1]。当寺の公式サイトでは、「1490年頃に創建の歴史あるお寺」としている[2]。
真野梅敷の墓は元々当寺にあったが、一時寺が荒廃した時期があり、その際に浄光寺に移したものである[3]。
かつては、武蔵国埼玉郡加倉村(現・埼玉県さいたま市岩槻区)の浄国寺の末寺であった[1]。
その後は活動が不明だったり、無住(住職不在)の時期があったが、江戸時代中期から後期までの石造物が境内にあることから、その時期の寺院運営は安定していたものと推測される[1]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b c 足立区立郷土博物館 編『足立の仏像―ほとけがつなぐ足立の歴史―(区制80周年記念特別展)』足立区立郷土博物館、2012年、103-104p
- ^ みんなの全學寺プロジェクトトップページ全學寺
- ^ 『足立区仏教会その歩みと名鑑』足立区仏教会、1989年、108-109p
参考文献
- 『足立区仏教会その歩みと名鑑』足立区仏教会、1989年
- 足立区立郷土博物館 編『足立の仏像―ほとけがつなぐ足立の歴史―(区制80周年記念特別展)』足立区立郷土博物館、2012年
関連項目
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外部リンク