住野 よる(すみの よる)は、日本の小説家、作詞家[5][6]。大阪府在住[7]。男性[8]。
経歴
高校時代より執筆活動を開始した[9]。もともとは電撃小説大賞に応募していたが、一次選考に通らず、作風を見直して書き上げた「君の膵臓をたべたい」は、応募規定よりも長くなってしまい投稿できなかった[7]。他の賞に送るも結果は振るわなかったが「この作品だけは誰かに読んでもらいたい」という想いから、2014年2月ごろ、夜野やすみ名義で、小説投稿サイト「小説家になろう」に「君の膵臓をたべたい」を投稿[7]。同作が話題となり、双葉社から書籍化されデビューするに至った[7]。ペンネームの由来については、後付けと断っているものの「教室のすみっこにいるような子の夜に創造性があるはずだという意味」と語っている[8]。
2023年10月、『恋とそれとあと全部』によって第72回小学館児童出版文化賞を受賞した。
人物
単行本の巻末「著者紹介」には嗜好する食品や場所を一つは掲載することが恒例化しており、これまでに「パピコ」「よなよなエール」「天下一品」「清水音泉」「サービスエリア」などを挙げている[10][11][12][13][14]。
音楽では、THE BACK HORN、GOOD ON THE REELのファンであることを公表している。
作品リスト
単行本
単行本未収録作品
『君の膵臓をたべたい』関連作品
『か「」く「」し「」ご「」と「』関連作品
- 「な、ら。い!ご?と」(『か「」く「」し「」ご「」と「』単行本QRコード 以下同じ)
- 「つ/き\づ=き*し」
- 「な1か2な3お4り」
- 「あ♠か♢ら♣さ♡ま」
- 「は↓つ←で↑え→と」
- 「く♠ろ♢う♣に♡ん」
『青くて痛くて脆い』関連作品
『麦本三歩の好きなもの』関連作品
- 「超短編『麦本三歩をつくる音』各アーティストバージョン」(13篇)(コンピレーションCD『麦本三歩の好きな音』ブックレット 2021年3月)
- 「麦本三歩はあだ名が好き」(『小説幻冬』2023年1月号)
- 「麦本三歩はイメチェンが好き」(『小説幻冬』2024年6月号)
その他
- 「夢の名残」(loundraw 画集『Hello,light. 〜loundraw art works〜』2016年12月)
- 「DOPELAND」(BIGMAMA シングルCD「DOPELAND」 2017年7月) - 7th Album 『Fabula Fibula』の収録楽曲「愛はハリネズミのように」からインスパイアされた掌篇小説
- 「コンピレーション」(アンソロジー『行きたくない』2019年6月 角川文庫)ISBN 978-4041067888
作詞
その他
- インタビュー 『ダ・ヴィンチ』2016年1月号
- 「物語の最後に感情を持ち上げられる瞬間がある、そういう話が好きです。」(エッセイ)『公募ガイド』2016年5月号
- 「住野よる『か「」く「」し「」ご「」と「』刊行記念対談 私たちの「書く仕事」 彩瀬まる(作家)×住野よる(作家)」『波』2017年4月号
- 「〈対談〉越谷オサム×住野よる / お話はいつもファンタジーだった」『小説新潮』2017年4月号
- 「住野よるロングインタビュー&読者相談 教えて、住野先生!」等『ダ・ヴィンチ』2017年8月号
- 「対談 住野よる×乙一『青くて痛くて脆い』」『本の旅人』2018年3月号
- 「対談 住野よる×松本穂香「その『苦しみ』が未来をつくる」」『別冊文藝春秋』2020年11月号
脚注
外部リンク