伊那バス株式会社(いなバス、INAbus co., Ltd. )は、長野県伊那市に本社を置くバス事業者である[1]。主に南信地方を拠点に、伊那市内の一般路線バスおよび、箕輪町・南箕輪村・松川町のコミュニティバスも受託運行する。また中央高速バスや中央道高速バスにも参加し、長野・東京・名古屋・大阪方面の高速バスを運行している。
営業所
廃止営業所
沿革
高速バス
現行路線
詳細は各路線の記事を参照。
アルペン伊那号
阪急観光バスと共同運行。信南交通は2022年9月1日の運行をもって撤退し、その後は予約・発券業務のみを行う[6]。
- 停留所
- 運行回数
- 路線沿革
ベイブリッジ号
伊那バスの単独運行。京急観光バス[注 3]と信南交通は2008年3月15日の運行をもって撤退した。ただし撤退後も予約・発券業務のみ行い、京浜急行バスは予約センター・横浜駅東口案内所で発券などの運行支援を行うほか、車庫休憩提供の協力をしている。信南交通は飯田駅前発券所・伊賀良発券所にて、発券などの運行支援を行う。
- 運行回数
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- 路線沿革
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- 使用車両
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- 原則として、日野・セレガハイデッカー車(化粧室付き4列シート車)で運行(他の高速系統と共通運用)。
廃止路線 (高速バス)
南アルプス号
中部国際空港線
一般路線バス
現行路線
イーナちゃんバス
西箕輪線
伊那市街と信州大学農学部・西箕輪方面とを結ぶ。
- 運賃は150円〜310円。本社前から伊那中央病院まで150円、大学前~与地南まで310円
- 伊那営業所から大学前まで290円、羽広・与地南まで310円。
若宮・美原線
伊那市街と若宮・美原地区を結ぶ。
- 2021年10月1日から若宮・美原・手良・福島線の手良・福島方面への運行(六道原~上牧中部停留所の間)を終了し、路線名が「若宮・美原線」と変わった。
大鹿線
大鹿村への唯一の公共交通手段である。
- 運賃は150〜1080円。松川インター〜鹿塩・大河原間は1080円。伊那大島駅〜鹿塩・大河原間は980円。伊那大島駅〜松川インター間は240円。
駒ヶ岳ロープウェイ線
中央アルプス観光との共同運行路線。駒ケ根駅発着であるが駒ヶ根営業所が運行を担当する。最新車両であってもMT車を使用し、ツーステップバスで座席定員を確保するなど、山岳路線である本路線の状況を考慮した車両が投入されている。
南アルプス登山バス 鳥倉線
毎年夏季(7月中旬頃〜8月最終日曜日)に季節運行する登山バス。
- 1日2本。鳥倉登山口行は、松川インター発と大島駅前発が1本ずつ。
- 運賃は150〜1,710円。伊那大島駅〜鳥倉登山口間は1,620円。松川インター〜鳥倉登山口間は1,710円。鹿塩〜鳥倉登山口間は1,050円(ただし登山客はザック料金として運賃の半額が別途徴収される)。
伊那本線
2017年4月1日より、伊那市、南箕輪村、箕輪町の3市町村からの委託により、運行を開始した。ジェイアールバス関東との共同運行。
- 赤木駅前 - 沢渡駅前 - 伊那バスターミナル[注 5][注 6] - 通り町 - 伊那北 - 伊那中央病院 - 神子柴 - 南箕輪村役場 - 北殿 - 箕輪営業所 - 箕輪町役場入口 - ベルシャイン伊北店前
- 運賃は区間制運賃で、区間は伊那市西春近区間、伊那市街地区間、南箕輪村区間、箕輪町区間の4つに分かれる。初乗り150円又は200円で、区間をまたぐと50円増加する。全区間乗り通すと350円。こども運賃は大人の半額で、10円未満の端数は10円単位に切り上げ。
廃止路線 (一般路線)
伊那本線
駒ヶ根・伊那・箕輪・辰野間を、長野県道146号・国道153号・長野県道19号などを経由して結ぶ路線。2000年10月1日に馬見塚入口〜本社前間が廃止になり、2010年3月31日の運行をもって全面廃止となった[23]。末期の運行本数は、平日のみで、伊那〜辰野系統は1日2往復のみであった。
- 区間便も含めて1日12往復(日祝は6往復)運行されていた。駒ケ根駅前から宮田まで15分、沢渡まで28分、伊那営業所まで45分、箕輪まで68分、辰野駅前まで95分で運行していた。
- 2008年4月1日実施の改正では、伊那〜辰野間が東まわり・西まわり合わせて1日2往復、ベルシャイン伊北〜伊那間が3往復運行されていた(平日のみ)。2004年4月1日実施の改正では、西まわりが平日3往復、東まわりが平日1往復、新たに設定されたベルシャイン発着が1日3往復および平日2往復という本数だった。2000年10月1日の改正では、伊那〜辰野間は1日最大で11往復(西まわりは平日6往復+終日2往復、東まわりは平日2往復+終日1往復)だった。最大運賃は本社前〜辰野駅前間で530円だった。
- 1973年(昭和48年)12月20日時点では、西まわり、東まわり、長岡経由含め、辰野行が1日34本、伊那市・駒ヶ根市方面が1日32本、まとめておよそ30分に1本の運行だった。[24]
- 1929年(昭和4年)伊那乗合自動車時代は伊那~辰野間を概ね1時間に1本の割合で運行[25]
- 2017年4月1日より、沿線の伊那市、南箕輪村、箕輪町の「定住自立圏」の取り組みの一環で箕輪町中箕輪大出のベルシャイン伊北店から伊那中央病院を経由し、伊那市西春近赤木の赤木駅までの間を結ぶ路線バスの5年間の試験運行を開始した[26][注 7]。
新山線
伊那市街と新山地区とを結んでいた。2019年3月21日廃止。
地区循環 富県・東春近方面
天竜川左岸の富県・東春近の地域を循環する路線であった。一部区間でフリー降車区間が存在した。2021年3月31日廃止。
地区循環 新山・桜井・貝沼線
新山・桜井・貝沼線は、伊那バスターミナルから富県区(桜井・貝沼地区)を経由し、新山までを結ぶ路線であった。2021年3月30日で廃止された。
- 新山・桜井・貝沼線は、元の路線名は「新山循環線」であり、また新山循環線時代は富県経由でなく美篶経由で運行していた。のちにルートが美篶経由から富県経由に変更され、路線名も「新山・桜井・貝沼線」へ改称された。
コミュニティバス
箕輪町「みのちゃんバス」
箕輪町が運行するコミュニティバス。伊那バスへ運行委託している[27]。
- 東・西・南・南東・北西・市街地の6つのコースがある[27]。市街地コースを除きフリー乗降区間が設定されている[27]。
- 運行日は平日のみ[27]。土休日、年末年始(12月29日 - 1月3日)は運休[27]。
- 西コースは日によって経由地が変わる(月・火・木は養泰寺前経由、水・金は北城経由)[27]。
- 北西コース・南東コースは箕輪町立箕輪中学校へのスクールバスも兼ねており(スクールバス混乗)、箕輪中学校の登下校時刻に合わせてダイヤが設定され、箕輪中学校休校日は一部便が運休する。
- 伊那バスの回数券が使用できる[27]。
- 乗継割引があり、市街地・東・西・南コースへの乗り継ぎは、車内で乗務員が発行する乗車無料券で乗り継ぎが1回に限り無料となる[27]。
南箕輪村「まっくんバス」
南箕輪村が運行するコミュニティバス。正式名称は南箕輪村巡回バス「まっくんバス」。伊那バスへ運行委託している[28]。
- 運行日は平日のみ、土休日および年末年始(12月30日~1月3日)は運休[28]。
- 運賃は1乗車につき大人200円、小学生以下100円。障害者・高齢者割引あり[28]。
- 運行系統は4コースに分割されているが、北コース→南コース→東コース→南原・沢尻コースの順に直通する。
- 北コース:役場 - 北殿駅 - 大芝高原 - 大学前 - 伊那中央病院 - 役場( - 南コースへ直通)
- 南コース:役場 - 田畑駅 - 伊那中央病院 - 大芝高原 - 役場( - 東コースへ直通)
- 東コース:役場 - 中込 - 北殿駅 - 大芝高原 - 伊那中央病院( - 南原・沢尻コースへ直通)
- 南原・沢尻コース 伊那中央病院 - 南原 - 沢尻 - 伊那中央病院 - 大芝高原 - 役場( - 北コースへ直通)
松川町「まつかわフルーツバス」
松川町が運行するコミュニティバス。伊那バスへ運行委託している[31][32]。
- 現行路線
- M6:上片桐・大島通学便(役場⇔大沢北部⇔増野会所⇔伊那大島駅)
- M3:部奈線(役場⇔部奈大堤)
- M7:生田線(役場⇔上峠)
- 廃止路線
- M8:大島循環線
- M2:上片桐循環線
- M4:生田循環(峠部奈線、中山柄山線)
- 以上の3路線は2023年3月31日をもって運行終了、同年4月3日より乗合タクシー「チョイソコまつかわ」へ移行し、伊那バスへの委託は終了した[31][32][33]。
車両
車両称号
- 年式
- 西暦ではなく元号表記。例えば平成23年式なら「23」の数字が入る[注 8]
- 車種
- 1 - 高速車
- 2 - 日野小型・中型車(マイクロバス。コミュニティバス車両、9mクラス)
- 3 - いすゞ小型車(マイクロバス。コミュニティバス車両)[注 10]
- 4 - 欠番(忌み数として使用しない)
- 5 - 日野大型路線車(10.5m以上)
- 6 - いすゞ大型路線車(10.5m以上)[注 11]
- 7 - 貸切いすゞ車[注 12]
- 8 - 貸切日野車
- 三菱ふそうと日産ディーゼル(現:UDトラックス)は導入実績なし。
- 号車番号
- その際に登録される通し番号になる。
脚注
注釈
- ^ 桃山台駅付近。
- ^ 長野側は、伊那バスと信南交通が隔日交代運行。
- ^ 2005年までは京浜急行バス。
- ^ なお、2014年4月1日に、「飯田商工会館」停留所は復活したが、バスセンター機能を持たない停留所のため、飯田駅前発着のままになっている。
- ^ 2017年5月18日から12月6日までは改築工事に伴い通過。
- ^ 2017年12月7日、「伊那営業所」より変更。
- ^ なお、この前日の3月31日に「プレ運行」として運行。伊那中央病院のバス停において記念式典が行われた。
- ^ a b 元号が、平成⇒令和元年(2019年)導入になり、⇒高速車01106 01107号車に改めている。平成30年(2018年)導入車は、30104 105号車
- ^ 平成29年(2017)導入の、高速車は、28199号車⇒99まで来たため⇒01にリセット 29101号車に改めている。
- ^ 昭和58年あたりまで、いすゞ製中型車の導入があった。
- ^ 現在は配置無し。1985年頃までは、いすゞ製大型路線車の導入があった。この車両は伊那本線 辰野駅前~馬見塚入口(駒ヶ根市)2000年で使用されていた。
- ^ 現在は配置無し。1991年頃までいすゞ製大型貸切車の導入があったが、最後の納入車は富士重工業製車体を架装していた。
出典
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
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- コミュニティバス