伊藤 久哉(、1924年〈大正13年〉8月7日[2][3][4][5] - 2005年頃[5])は、日本の俳優。兵庫県神戸市出身[2][3][注釈 1]。本名:伊藤 尚也(読みは同じ)[3][4][6]。エヌ・エー・シーに所属していた[7]。
来歴・人物
明治学院中等部[6]、法政大学法学部政経学科を1947年に卒業[3]。
電器店を経営[3]したのち、青山杉作に師事し、俳優座養成所を1953年に卒業[2][3](3期生[4])。同年、映画『ひめゆりの塔』で俳優としてデビュー[2]。
1954年に東映と専属契約[3]するが、1957年に東宝に移籍する[2][3]。その理知的な風貌から特撮作品では科学者役を数多く演じる一方、一般作品では冷徹な悪役としても活躍した[1]。
1968年にフリーとなり[3]、テレビドラマに活躍の場を移す。引退後は季節割烹料理屋「ひさや」のオーナーを務めていた。[要出典]
2010年11月25日、日本映画俳優の碑 追加刻銘式が開催された。映画俳優の業績を顕彰するため、この数年間に亡くなった20名の俳優の名前を新たに刻銘された。その中に伊藤の名前(享年80)も刻銘されている[8]。
出演作品
映画
テレビドラマ
- 三匹の侍 第11話「左近見参」(1963年、CX)
- 青春とはなんだ 第6話「黒い雲」(1965年、NTV)
- ウルトラシリーズ
- ウルトラQ 第27話「206便消滅す」(1966年、TBS) - 206便・飯島機長
- ウルトラマン(1966年 - 1967年、TBS)
- 第6話「沿岸警備命令」(1966年) - 宝石密輸犯・中島三郎(ダイヤモンド・キック)
- 第33話「禁じられた言葉」(1967年) - ヤマモト博士
- ウルトラセブン 第8話「狙われた街」(1967年、TBS) - カネダ博士
- これが青春だ 第22話「後輩に脱帽!」(1967年、NTV) - ヤクザ
- 平四郎危機一発 第21話「ダイヤルで探せ!」(1968年、TBS)
- 昔三九郎 第6話「片目のノンスケ」(1968年、NTV)
- マイティジャック 第9話「地獄への案内者(ガイド)」(1968年、CX) - Q工作員217号
- 東京バイパス指令 第5話「恐喝(かつあげ)」(1968年、NTV)
- 五人の野武士 第22話「陰謀」(1969年、NTV) - 岡田修理
- 無用ノ介 第7話「無用ノ介 世直し不動にあう」(1969年、NTV) - 旅川流馬
- 俺は用心棒 第2シリーズ 第6話「きぬたの音」(1969年、NET)
- プレイガールシリーズ (12ch)
- プレイガール
- 第49話「魔女の性典」(1970年) - 芳村茂雄
- 第110話「怪談 女の髪が濡れるとき」(1971年) - 熊井
- 第207話「女の肌が殺しを呼んだ」(1973年) - 泉茂男
- 第211話「亭主の殺し方教えます」(1973年) - 星川
- 第282話「女の腕だめし」(1974年) - 弁護士
- 第285話「ヌードスタジオ殺人事件」(1974年) - 妹尾一男
- プレイガールQ (1975年)
- 第27話「女は裸で奇々怪々」 - 氏家兵太郎
- 第30話「白い乳房に蒼い毒針」 - 溝渕竜造
- 鬼平犯科帳 (NET / 東宝)
- 第1シリーズ 第46話「しかえし」(1970年) - 永山吉十郎
- 第2シリーズ 第17話「のっそり医者」(1972年) - 土田万蔵
- 人形佐七捕物帳 第23話「悲恋短冊」(1971年、NET) - 池谷大膳
- 火曜日の女 / 喪服の訪問者(1971年、NTV)
- ライオン奥様劇場 / 禁じられた二人(1971年、CX) - 片桐信之
- ミラーマン 第15話「謎の怪獣スクリーン -三大怪獣登場-」(1972年、CX) - 竹野博士
- 緊急指令10-4・10-10 第2話「謎の火炎怪人」(1972年、NET) - 相沢博士
- 仮面ライダーX 第23話「キングダーク 悪魔の発明!」(1974年、MBS) - 南原光一博士
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第15話「兇悪の故郷」(1975年、NET) - 木下
- ライオン奥様劇場 / 積木の箱(1975年、CX)
- さよならの夏(1976年、YTV)
- ザ・カゲスター 第4話「恐怖のワクチン 毒グモ作戦!」(1976年、NET) - クモ男爵 / 三沢博士
舞台
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク