井上 茂兵衛(いのうえ もへえ、1853年8月21日(嘉永6年7月17日)[1] - 1927年(昭和2年)2月18日[2])は、日本の商人(扇子商)[1][3]、実業家、政治家。名古屋市会議長[4][5]。族籍は愛知県平民[1][3][6][7]。
経歴
愛知県出身。富田幸吉の二男[1][6]。1878年、井上佐吉の養子となり、家督を相続する[1][6]。扇子商を営む[3][6][7]。
名古屋瓦斯[4]、尾州電気各社長、名古屋瓦斯常務取締役[3][6]、豊橋瓦斯、浜松瓦斯、尾州瓦斯電気、中央鉄工所各取締役、北海炭業監査役などをつとめる[1][7]。
人物
漢詩の素養が深い[4]。趣味が広く、詩や和歌も作る[5]。住所は愛知県名古屋市西区押切町1丁目[1]。
家族・親族
- 井上家
脚注
参考文献
- 『人事興信録 第3版』人事興信所、1903 - 1911年。
- 手島益雄『名古屋百人物評論』日本電報通信社名古屋支局、1915年。
- 馬場籍生『名古屋百紳士』名古屋百紳士発行所、1917年。
- 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
- 人事興信所編『人事興信録 第6版』人事興信所、1921年。
- 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
- 人事興信所編『人事興信録 第9版』人事興信所、1931年。
- 商業興信所編『商工資産信用録 第32回』商業興信所、1931年。
- 『愛知商工(183)』愛知県商工館、1932年。
- 人事興信所編『人事興信録 第13版 上』人事興信所、1934年。