井上 和子(いのうえ かずこ、1926年(大正15年)11月28日 - 2014年(平成26年)9月9日)は、日本の華族令嬢、女官長。侯爵木戸幸一の娘。祖父は児玉源太郎。曽祖父は木戸孝允。
生涯
昭和天皇の側近の一人で内大臣を務めた木戸幸一の三女として生まれる。母は児玉源太郎の娘の木戸ツル。大蔵大臣を務めた井上準之助の五男の井上五郎と結婚。3女を儲ける。1978年(昭和53年)に夫の五郎をがんで亡くしてからは、東京の聖路加国際病院などでボランティアをしていた。
1990年(平成2年)4月17日より皇后美智子(上皇后美智子)のお世話をする女官長に就任し、2004年(平成16年)3月31日に退官する[2]。和子の後任に女官長となった濱本松子は姪にあたる。
2014年(平成26年)9月9日、神奈川県大磯町の自宅で死去。享年87。カトリック大磯教会で告別式が行われた[3]。
脚注
- ^ 「朝日年監 第2号」(朝日新聞社、1999年)
- ^ “美智子さまが心を許していた最側近は“お気遣いの方””. 週刊女性PRIME (2014年9月23日). 2022年1月11日閲覧。
- ^ “女官長を務めた井上和子さん死去”. livedoorNEWS. 2022年1月11日閲覧。