丸山豊記念現代詩賞(まるやまゆたかきねんげんだいししょう)は、詩人の丸山豊を顕彰する目的で福岡県久留米市が1991年に創設した賞[1]。その年に日本国内で発表された現代詩の優秀な作品に贈られる[2]。第1回受賞者は谷川俊太郎[3]。全25回で終了。
第1回から第3回までは安西均・川崎洋、第4回から第11回までは川崎洋・森崎和江、第12回から第23回までは清水哲男・高橋順子、第24回から第25回までは木坂涼・野沢啓が選考委員を務めた[4]。
歴代受賞作
回 |
年度 |
受賞作品名 |
出版社名 |
受賞者名 |
選考委員
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第1回 |
平成4年度 |
女に |
マガジンハウス |
谷川俊太郎(東京都) |
安西均・川崎洋
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第2回 |
平成5年度 |
上州おたくら?私の方言詩集 |
思潮社 |
伊藤信吉(神奈川県) |
安西均・川崎洋
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第3回 |
平成6年度 |
潮の庭から |
花神社 |
加島祥造・新川和江(長野県・東京都) |
安西均・川崎洋
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第4回 |
平成7年度 |
鳥の歌 |
思潮社 |
朝倉勇(東京都) |
川崎洋・森崎和江
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第5回 |
平成8年度 |
いのち |
石風社 |
みずかみかずよ(福岡県) |
川崎洋・森崎和江
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第6回 |
平成9年度 |
秋山抄 |
編集工房ノア |
安水稔和(兵庫県) |
川崎洋・森崎和江
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第7回 |
平成10年度 |
夷歌 |
オノ企画 |
相澤史郎(神奈川県) |
川崎洋・森崎和江
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第8回 |
平成11年度 |
母の耳 |
土曜美術社出版販売 |
野田寿子(福岡県) |
川崎洋・森崎和江
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第9回 |
平成12年度 |
風の夜 |
思潮社 |
高良留美子(東京都) |
川崎洋・森崎和江
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第10回 |
平成13年度 |
貧乏な椅子 |
花神社 |
高橋順子(東京都) |
川崎洋・森崎和江
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第11回 |
平成14年度 |
うめぼしリモコン |
理論社 |
まど・みちお(東京都) |
川崎洋・森崎和江
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第12回 |
平成15年度 |
今、ぼくが死んだら |
思潮社 |
金井雄二(神奈川県) |
清水哲男・高橋順子
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第13回 |
平成16年度 |
エルヴィスが死んだ日の夜 |
書肆山田 |
中上哲夫(神奈川県) |
清水哲男・高橋順子
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第14回 |
平成17年度 |
ささ笛ひとつ |
思潮社 |
森崎和江(福岡県) |
清水哲男・高橋順子
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第15回 |
平成18年度 |
ズレる? |
てらいんく |
西沢杏子(東京都) |
清水哲男・高橋順子
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第16回 |
平成19年度 |
幸福 |
思潮社 |
井川博年(東京都) |
清水哲男・高橋順子
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第17回 |
平成20年度 |
血のたらちね |
書肆山田 |
古賀忠昭(福岡県) |
清水哲男・高橋順子
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第18回 |
平成21年度 |
花と死王 |
思潮社 |
中本道代(東京都) |
清水哲男・高橋順子
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第19回 |
平成22年度 |
適切な世界の適切ならざる私 |
思潮社 |
文月悠光(北海道) |
清水哲男・高橋順子
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第20回 |
平成23年度 |
新しい浮子 古い浮子 |
栗売社 |
佐々木安美(東京都) |
清水哲男・高橋順子
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第21回 |
平成24年度 |
月しるべ |
砂子屋書房 |
市原千佳子(沖縄県) |
清水哲男・高橋順子
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第22回 |
平成25年度 |
透明海岸から鳥の島まで |
思潮社 |
秋亜綺羅(宮城県) |
清水哲男・高橋順子
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第23回 |
平成26年度 |
ペチャブル詩人 |
書肆山田 |
鈴木志郎康(東京都) |
清水哲男・高橋順子[4]
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第24回 |
平成27年度 |
流れもせんで、在るだけの川 |
ふらんす堂 |
若尾儀武(神奈川県) |
木坂涼・野沢啓
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第25回 |
平成28年度 |
生きようと生きるほうへ |
思潮社 |
白井明大(沖縄県) |
木坂涼・野沢啓
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脚注
外部リンク